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米狸

 


 夜に一人でテレビを見ているとテーブルの上に蟻みたいなのが居た。10匹で列作ってテーブルを横断しようとしていた。


 その蟻達をよく見てみると、なんと米粒程の小さな狸が10匹で列を作っていた。


 狸達は僕が見ているのに気付くと、グルリと円になって手を合わせて頭を下げた。可愛いので僕は台所へ走り冷蔵庫から竹輪を1本取り出してきて狸達に与えた。狸達は喜んで竹輪をムシャムシャと食べ始めた。


 狸達は竹輪を1本食べ終えると僕に深々と頭を下げて。お礼とばかりにビー玉に乗って歩いてみせたり。色んな物に変身して見せてくれたり。組体操をしたり。僕を楽しませてくれると1列に並んでお辞儀をして去って行った。


 僕は退屈になると、あの狸達を思い出した。

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