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辛酸な過去を変えるため皆は電子書籍を更新する  作者: 彦音梟
3章亀毛兎角の罠
19/25

珍客


『ロビン...フッド。』


『えぇ、知らぬ間に存在し、気ままに行動する為いつ敵人になってるかは不明な奇人です。』


『今は俺の...味方なのか?』


土筆が問うと黒い騎士の横にチャットのような画面が現れ文字が表示されていた。


【こんちわ〜君を救護しに来たよ♪】


『...随分フランクだな...騎士とはかけ離れているぞ...』


【もう少し我慢してくれよwツッコミができる余裕があるみたいだし問題ないよねw】


『いや...俺は...』


土筆が俯いていると亀梨が弾ませた声で話し始める。


『過去にも今と同じように戦闘の途中から割り込まれ妨害を受けました。前回の戦闘では瀕死目前まで追い詰められ元々標的にしていたプレイヤーには逃げられました。しかし、今回こそは貴方を返り討ちにして彼もつぶしてあげます!』


『うっ!』


土筆はロビンフッドなる黒騎士にいつのまにか腹に腕を巻かれて抱えられる体制になりそのまま高く跳躍する。


『くっ!』


土筆の元いた位置には金属製の靴を履いた亀梨が突っ込んできて地面を陥没させていて、そのまま亀梨は履いていた靴二足を飛ばし自分も跳躍しつつ声を張る。


metallumメタリウム animalisアニマルズcuniculusクニークルス“!』


金属の靴が兎へと形を変化させそのまま突っ込んで来る。


『おい!あれ危なくないかって...あれっ?』


それに対して黒騎士はいつのまにか土筆から手を離し後方の亀梨の方を向いていて、鎧の腕の部分を開封させると中に入っていた物を取り出し構える。


【心配はいらないから】


取り出したものが変型して弓へと変わり、更に弦に触れると矢筈やはずに手をかけている状態の矢が現れる。


【全部落とすし】


そのまま弓を引き兎へ向かって射る。


『そんな凡常で軽微そうな矢なんて弾き返して...』バギン


鋭い音がなると一条の矢により二羽の兎を射し貫き更にそのままの勢いを保ちつつ亀梨へと向かう。


『なっ!くっ!』


亀梨はどうにか上体をずらすし回避をする。そんな光景を目の当たりにすると黒騎士は再び土筆を抱え背を向ける。


『今避けたことで僕の跳躍の勢いが落ち貴方まで届かないと勘違いしているみたいですね。』


亀梨は自分の足元に金属で分厚い盾を作って足場を生み出し、グッと足に力を入れる。


『おい!亀梨の奴コッチに来そうだぞ!』


【さっきも言ったじゃないか】


パーーーン!!

『ぐあーー!!』


『えっ?』


亀梨の方を向くと体の所々に何か刺さりそのまま落下しているのが確認できた。


【全部落とすって】


『いや、でもお前あいつに何をしたんだよ。』


【矢を破裂させて中に詰まっていた小型の矢が彼に刺さっただけだよ。】


『まるで榴弾だな。』


【さぁ、今のうちに脱出しようか】


『あ、あぁ...』


そのまま非常口へ移動し中へ入る直前になって動きを止める。


『...黒騎士、突然止まってどうし...おわっ!?』


土筆は放り込まれるように放れ非常口へ入ろうというその瞬間に向きを変え黒騎士の方を向くことができた。


『!?』


仮面にヒビが入りよろけている黒騎士が目に入った。


『黒騎士!』


しかしその頃には体全体が非常口に入り転送が開始されてスペースの外に出ていた。


『津倉君!』


目を覚ますと側には香がいて晩方くらいを回っていた。


『おぉ、織部は無事だったか。』


『はい!おかげさまで助かりました。ありがとうございます。』


『えっと...俺は確か...そうだ!ロビンフッドだ!織部!黒騎士は!?戦況は!?』


『まず騎士さんですがスペースから脱出しました。あの後すぐに騎士さんが"どこでもドアノブ"という非常口の入り口を好きの場所に出せるアイテムを使用して脱出し、更に効力により好きな位置に出口を作れるようなので此処でない場所で現実に戻ったと思われます。』


『どこでもドア...ノブ...名称もう少しひねった方がいいとか思うのは俺だけか!?』


『?。よくわかりませんが亀梨さんが戻ってくる前にこの場を離れましょう!』


『まぁ...そうだな...』


駆け足で高台から降りていきどうにか街が並ぶ地域にまでたどり着く。


『ここまでくればいいだろう。また戦闘を仕掛けられても困るからな。』


『ふぅ、ふぅ、そうですね。できたら再びスペースに入って加勢できれば良かったのですがルール上一度出たスペースに再び入り直す事はできないのでずっと見ていることしかできませんでした。ごめんなさい。』


『謝罪はいいって、今後は防衛の向上の為に協力者を...』


『あれ?つっ君と香ちゃんだ!』ぽふ!


道中で奏に抱きつかれると咄嗟に頭へ手が伸び撫でていると後続から綾音、長門と落ち合う。


『あっ!みんな奇遇ですね。』


『...よぉ、お前達...』


『織部さんお疲れ様。土筆もやっぱり織部さんが気になっていたんだね。』


『香お疲れ様、津倉君は今晩は。奏が辛抱できないっていうから来たけれど、津倉君に送ってもらっているって事は結果は報われなかったみたいね。』


『えっ?あっ...告白ですよね...振られてしまいました。』チラッ


『んん...そっか...でも告白しただけでも織部さんは頑張ったよ!』


『なんか今つっ君の方を見なかった?』


『あっ!いえ、気の所為ですよ!』


『そういえば津倉君は一度行かないと宣言したというのに私から電話で居場所を聞いたらすぐに駆けつけたようだし今後は天邪鬼あまのじゃく君と呼ぼうかしら?』


『今時だとツンデレて言えるね。』


『土筆なら狼少年でもいいんじゃないかな。』


『まぁまぁ、私の為に駆けつけてくれたのですからあまり責めないであげてください。』


『...そうね、じゃあ目的は果たしたし解散しましょうか。』


『すまないがちょっと寄るとこあるから一人で帰るよ。』


そうして皆と別れ帰路につくと土筆はベッドに崩れるように倒れる。


俺は紗倉の事を頭が回る秀才で自分勝手であるものの正義感が強くて俺に対してはだだ甘でも他者には気を遣えて心を配れる、そんな存在が誇りであり、恍惚こうこつとも思えるような気持ちを抱いていた気もする。だから俺も彼女を真似て知恵をつけ、自分なりの義の精神で物事を捉え、相手にも納得するように行動し、更には体を鍛え怪我などに動じない精神を持てるようになった。


俺の望むのは紗倉の救出だが、亀梨の話を聞いてからはその願望は少し揺らいでしまっている。彼女は火事の起源に加担して他人の生命を奪っていて、しかも脱出の妨害するような行いをしての下劣な行為をしての結果である。彼女を救えば俺の信じてきた存在が紛い物と証明できてしまう機会もきっとありそれを目の当たりにしたならば俺は自分の生き様を否定し自分を見失ってしまうかもしれない。ならばいっそのこと...



...忘れてしまいたい...



ブゥゥ、ブゥゥ、ブゥゥ


『ん...携帯か...』


メッセージが入ったのが分かり目を通す。



送信者 越矢子 綾音

津倉土筆様

夜分遅くに申し訳ありません

明日みょうにちの正午に時間をください

貴方様の最寄り駅までお待ちしております



文面を確認するも土筆は返事も返さずそのまま携帯を置くと再びALETRの事を考えたが脳裏にあった普段と違う丁寧な文面に薄気味悪さを思い出し考えるのを止めると眠気がやってきて寝つけた。



『.....て.....起きて...つっ君起きてよ!』


奏に揺さぶられ重い眼を開けると布団の上に乗って小刻みに揺らす行為が行われていた。


『おはよう奏、たまに寝坊した際起こしてくれるのは有難いが人の上に跨るのは失礼とは思わないか?』


『おはよう、でも女性が跨って動く事で男性は喜びを得るって聞いたから実践してみたんだけどどうだった?』


布団から降りると定例の如く土筆に抱きつく。


『あっ...あぁ、奏が年相応でない行動をするから朝から驚いてしまったよ。まったく何処の馬鹿がそんな脚色めいた発言を...ってもう決まってるか。』


『綾音ちゃんは馬鹿じゃないよ、ねっ!綾音ちゃん!』


『まぁ、犯人はあいつくらいなもん...ん?今の言い方だとここに本人が...』


『津倉君おはよう、そんな単純な中傷を言っているようでは私の中で貴方の知的レベルを低く評価することになるわ。』


『いるのかよ...家の主人が許可を出していないのに部屋に入るのは罪深きことじゃないのかよ、この背徳者。』


『知的レベルを底辺と更新しておくとして先程の発言の説明をすると私がこの家に着くと津倉君のお母様とお会いして、その際に挨拶をしたら中へ上がらせてもらったのよ。』


『綾音ちゃんは私が来るよりも早くつっ君の部屋に入っていて、つっ君の寝顔を見てたんだよ。』


『奏ちょっと待ちなさい!私は早朝に来訪したものだから起こすのも申し訳ないと思い椅子に座りながら待機していただけであって他意はないのよ!』


『でもつっ君の寝顔って見惚れちゃうくらい可愛いと思うけどなぁ。』


『奏の価値基準は残念ながら私には理解し難いものがあるけれど、どちらかといえばカッコいいと......言う意見が多いと思われるわよ一般勢から見れば!』


『そうだね!つっ君はかっこかわいいだね!』


『そいつは顔が中心へ寄って行きそうになるからやめてくれ。しかし人を見る目が優れている母さんがお前を居宅きょたくへ入れるとは...洞察力鈍ったんじゃ...』


『いいえ、お母様の鑑識眼は確かであり申し訳ないけれど息子さんの方は重症で目が腐っていらっしゃるみたいで残念ね...』


『ぐっ!いつも通りの越矢子の辛辣な言葉だが朝一には特に鋭いジャブのように響くな!とりあえず慰安する時間を取りつつ着替えるから下にいてくれ。』


『そう、無駄に思案してないで早く来なさいよ。』


『つっ君のご飯できてるから早く降りて来てね♪』


2人が部屋から出ると言われた事を思い出しながら着替えを済ませると階段を降りていく。


『あっ!つっ君!ほらほらみんな椅子に掛けてご飯食べて♪』


『私の分まで用意してもらったみたいで悪いわね。』


『それでは皆さんご一緒に『『いただきます。』』』


奏を主体に会話を弾ませながら楽しく食事を終えると土筆が本題に入る。


『そろそろ越矢子が俺の住居まで来た理由を教えてもらおうか。』


『とある墓地へのお参りをする為同行者がいてほしいの。』


『特に俺にメリットはなさそうだし丁重にお断りするよ。』


『メリット...そうね...昨日の貴方を見るに悩みを抱えていそうだからカウンセリングしてあげるっていうのはどうかしら。』


『ん...そうだよね...昨日つっ君ずっと黙ってて寂しい感じだったし相談するといいよ!それに綾音ちゃんってよく人から相談されることが多くて友達や先生とかが悩み相談の依頼を持って来るみたいだよ。』


『学生風情の素人仕事に俺の抱える悩みは難解であり複雑過ぎて解決へと紐解く事は無理だろう。』


『一応実務経験を兼ねての資格取得をしているから実力や能力的に関しては信用するといいわ。という訳で御同行お願いしていいかしら。』


『あぁ...わ、私はこの後お片づけとか、かしわのお散歩とかしなきゃいけないから...2人で行くといいよ!』


即座に食器類を集め洗面台へと移動すると洗い始める。


『奏、洗い物なら私がするから津倉君と準備を...』


『はい!洗い物終了!ってことでかしわ行くよ!』


『ワンワン!』


あれ?かしわの姿が見ないと思ったらゲージの中に入れていたのか。普段入れてないのに。


引き出しからリードを鷲掴むと玄関へ急ぎ戸口を開けると奏とかしわは外へ出だした。


『あの娘多分墓地へ行くのが嫌だったのでしょうね。』


『明るい時間帯なんだから怖がる必要もないだろうにな。まぁ、そういう事で奏がいなくなった時点で越矢子は俺と2人きりは嫌だろうから帰ってくれないか。』


『仕方ないわね...』カシャッ!


『えっ!はぁ!お前これ、手錠!?ぐぅ!しかも親指の基節部サイズのくせに超頑丈!』


『私が多少丈夫な素材を鋳造にて形成してみたただのオモチャよ。』カシャッ!


『なんでもう一方を自分に付けてるんだよ!』


『拘束具は自由を奪う事が主であり、このように扱えば津倉君の行動も操作できるでしょう。』


『いやいや、ないだろ。操作はされないしこんな手で外出するのは拒みたい。』


そう言うと綾音は立ち上がりリビングから出る扉へ歩を進めると土筆は動いていない為手錠で繋がれた指は相互の方を向く。しかし彼女はそれでも前へ進もうと徐々に足への力を強くしていく。


『おい、そんなことして俺が動かされる訳ないだろ。』


土筆の言葉に耳を傾けず力を緩めないでいると鍛錬によって太くなっている土筆の指は何ともないがすらっとした綺麗な綾音の指は徐々に紫がかってきた。


『おい!お前の指が変色しだしたじゃないか!いい加減やめろ!』


『痛っ!』


歩みを止めようとしない綾音は指に痛みを感じ思わず声が漏れた。


『きゃっ!』


その瞬間にぐいっと綾音の手を掴んで引くと体を抱き寄せる状態になり血液がめぐるよう掴んだ手を上へ向かせる。


『越矢子、交渉はお前の勝ちだから俺はお前の所用に付き合ってやるよ。』


『あっ...えぇ...ありがとう...』


『普段のお前はああやって人を脅すようなやり口はしないのに今回に至ってはあんな行為をしてまで俺を同伴させたかったのには言い出しにくい理由があるんだろう。なら深くは追求しないし血色が良くなったら出発しよう。』


『ええ、そうしていただくとありがた...』ガチャ


『いや〜今日のかしわは早めに帰りたがっていたからもう戻ってちゃった......』


扉が開くと奏が独り言を呟きながら入って来たが今ある光景を目にすると口が閉じる。


はっ!奏が黙った!今なら言い訳が耳に入るはず!来たぜ俺のターン!


『奏!この女の指を見ろ!』


見せた手は繋がれていて、2人の親指にはペアリングのようにも見える手錠がついていて、離れる事が出来ない2人演出していた鎖の存在が奏にとっては羨まシチュエーションであった。


『まずこの手錠なんだが...はっ!』


説明をしようと奏を見た瞬間捉えていたはずの姿が消える。


くっ!これは奏の得意技!


『つっ君のバカーーーーー!』


バチーーーン。

( ‘ ^‘c彡☆))Д´)


奏の感情がより高まった時に発動する秘儀【乱れ縮地】

*感情が乱れるところから


土筆の耳が突発性難聴に陥っている間に綾音から事情を説明をされると奏は落ち着きを取り戻す。


『うん、状況が分かったし、つっ君のことはこれで許してあげる。』


奏は土筆に抱きつき胸に顔を埋めつつ腰に手を回すとそれを数分経過後に解放される。


『許すの使い方がおかしいし結局奏はついて来なかったな。』


『墓地って理由もあるけど、こっちも少しは含まれているんじゃないかしら。』


繋がれた手を持ち上げてフリフリして見せると土筆は思わず溜息が漏れる。


『いい加減私みたいな美人と一緒に歩いているのだから少しは喜びなさいよ。学校でもたまくっついたりしているのが羨ましいとの評判なのよ。』


『今はこの手錠をしたまま外出するという行為に気落ちしているだけであってお前のスキンシップなんて多少の耐性がついてきたよ。』


『あら、私に対しての嫌悪感も薄まってきたということね。うふふ、いとう行為も執拗に受ければ抵抗もなくなるのならもう少しだけディープに接してみようかしら。』


『できたらお前は控えてほしいのだが...』


綾音の頬が薄紅のように染まり含み笑いをしていた。


『その時の気分次第ね。』



会話をしながら移動をして行くと目的地の門前にやってきた。


『おい、ここって...』


『ここの敷地の所有者は入り口の手前にある幼稚園の園長さん、その奥のお寺の住職もやっていて更に奥の墓所も管理下にしていてここのお墓が目的地よ。』


門をくぐり淡々と歩んでいる最中も綾音は口を開く。


『私のお友達がここに眠り毎年お参りに来ていてそろそろ命日が近いのだけど当日は用事があるから今日お参りしなければいけないのと、元々知人である人に私の旧友を紹介したかったから今回貴方を呼ばせてもらったわ。その旧友は当時の私より1つ下だった子で好いてくれてなのか、よく私の真似をしていたり、自分が好意を持っていた相手の事を語ったりと、やることなすこと彼女の表情や仕草はとても愛らしかったわ。それに気に入ったものは贔屓目ひいきめになる点だとか苦手意識なくなんでもこなすような点など私と似た部分が多いから親近感が湧いてきて...本当の妹みたいに思えた。』


『そこまで思える関係だったのか...あっ、それよりまずこっち行くぞ。』


土筆の誘導で進むと寺院へと向かう。


『すみません、墓所へお参りしたいのでいくつか道具をお借りしたいのですが。』


するとお坊さんが1人やってきてレンタルの手続きをしてもらい寺院を後にする。次第に墓所へと着き1つの墓石の目の前で立ち止まる。


『久しぶりね、少し早めの時期に来たけれど寛容の精神を持つ貴方なら許してくれるわよね。あとね生前の貴方と約束を果たす時がきたから紹介を...あら?津倉君何処へ?』


『故人へ話しかけるのはいいがとりあえず墓を綺麗にする為に水を持ってきてその後は墓周辺の雑草などの清掃をするぞ。』


『そうやって手を引くのはいいけど水場の場所は大丈夫かしら?』


『当たり前だろ、元々通っていた敷地だぞ。』


一通り掃除が済み最後に火のついた線香を香炉へ置くと煙が天へと伸びていくのを眼にしながら2人で合掌する。


『これであの子にも声が届いているのを願うわ。さてと、一通り作業は済んだし改めて紹介させてもらうわ、この殿方が例の約束の人である津倉土筆君よ。』


『少し引っ掛かる言い方だし、わざわざ俺の事を紹介してくれる必要なんてないだろ。』


土筆は墓跡の前で腰掛けると花をいけて優しく笑みを浮かべた。


『こうして一緒に来てお参りをしてるんだから知人であるのは分かるだろ。そうだよな、紗倉。』


津倉紗倉の墓跡の前で2人は笑みを浮かべていた。









E-bookまとめ

名前 ??? E-book ロビンフッド

武器 弓矢


一度脱出したスペースに再び入り直すことはできない。


アイテム

・どこでもドアノブ

好きな場所に非常口の入り口と出口を出現させる。

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