前途多ニャん!
-----前言撤回したくなりました。
マーニ君にちょっぴり怒られた後(病み上がりなんだからおとなしく云々なのだが、マーニ君はちょっと過保護だと思う)、お昼ご飯になったのだが、うん、どうも私のご飯のことを忘れてて、自分が食べる頃になって思い出したらしい。別にそれはいいのですよ!いきなり私がマーニ君の生活に飛び込んできたのだから。いつもの癖で~なんてことがあっても仕方ないです。
ただまずい!!
元日本人というステータスは食事のまずさには逆効果でした。かったいパンと・・・塩で味がついたかどうかというくらいのスープ。何よりスープの前で私が固まってしまったのは、スープの具に見覚えのある・・・さっき抜いた雑草じゃないかね?、これ。マーニ君は眉間に皺が寄っている気がするけれど、いや気のせいにちがいない。もしかしてこちらでは雑草と思ってたほうが実は食材なのかな?あぐっ噛み噛み。うん、草だ。いや、前世でも食べた記憶はないのだけれど。草だと思います。
「ねぇ、マーニ君?どうしてスープ?に雑草がういているのかしら?」
ピシッとエイファさんの一言に固まる私。マーニ君は疑問符を浮かべてエイファさんを見ている。エイファさんはスープ?を見てより表情が固まり、目の前の物体が本当に現実なのか疑っている。味噌も醤油もなくても我慢しよう、だがこれはない!!!誰か彼がなんでこんなボロ屋で独りで暮らしているのか教えておくれ?普通じゃないって!でもそんな意思は伝わらないのだ、もどかしい。
「見なさい、アリスちゃんも困っているわよ!人の家で出されたものに文句を言うのもアレだけど、食生活一つとっても不安で仕方ないわ」
どうやら私は考え事をしながらあたふたしていたらしい。
「マーニ君、やっぱりあなた一人で生活するのは無理よ。偶々アリスちゃんのことで様子を見に来なかったらどうなってたかなんて創造したくもないわ」
私は考えるねこベーシックVerの体勢である。畑の改良はすぐに効果は出ないのが、食料、食事は火急の問題のようだ。何より私自身のために!ニキニキと手を開いたり握ったりしてみるけどドラ○もんみたいに自在に物をもつのは無理だ。つまり、料理は出来ニャい。
となると、
・果物を採ってくる
・魚を獲ってくる
くらいかなぁ。当然ながらネズミをとる、とかは案に上がらない。
最近ちょっと本能が暴走したりするが、私にもまだまだ捨てられないものがある。そんニャことを考えていた。