初めての獲物
前回分、日をまたいだため、一日ずれていて更新ミス。
というのは建前で、テラリア楽しい!Vita版とか手軽に出来すぎて
やりすぎて困る!
まず始めの難関は最初の分岐までの高さであった。
一旦登ってしまえば枝から枝へ飛び移っていける気がする。数日とは言え、身をもって体験したのだこれくらいは出来そうだと思う。まだ軽いのは有利に働きそうだ。しかしそこまでどうやっていくか、見上げれば文字通り手の届かない高さ。梯子でもあればこの身体でも登れる(斜めにかけてくれれば)。爪をシャキーンと出して幹にタシッとやってみる。平行線が刻まれるが、どうにも頼りない。いつものポーズで少し考える。
トライ1
助走をつけてジャ~ンプっ!さっきより少し高く飛べたけれど、だが足りない!幹に向かって足の裏?を向け爪を深めに食い込ませる・・・。
力が足りないのかそこから上昇できず、ズリズリと落ちていったーーー失敗。
トライ2
前足が沈む前に後ろ足を出す。爪を引っ掛けて無理なら高速で足を動かしてピョンピョンと行く。よっはっほっ!うん、まぁ無理だよねわかってました。にゃんこの身体能力ならもしかしてと思ったんだけど。世の中甘くないようです。
トライ3
目標の木に背を向けて歩き出す・・・。
地面になにやら爪でしるしをつけつつ、森から遠ざかっていく。そしてしばらくすると、見慣れたボロ屋が。って諦めたわけじゃないからね!
そのまま母屋・・・へはいかず、トイレ用の建物(というほど立派なものじゃないが)へ向かう。おお、あったあった。壁?の穴が空いたところや積んである箱を次々と乗り移り、高く高く上っていく。建物頂上へ登ったところで見渡せば、ギリギリで枝が一本こちらに向かって伸びている。ちょっと距離があるけれど・・・狭い足場で前足にグッと力をこめると、全身を使ってロングジャンプ!しなり具合にビクビクしながら、
安全なほうへ移動する。ハァ、ハァ。息を落ち着けて、地面の目印を確認しながら枝から枝へ飛び移っていく。チョッと遠回りだけれど、安全第一。ルートを探すのに見上げ続けたから首がちょっと痛いです。
危なげなシーンも絡めながらゆっくりと目標の木へ。ちゃんと着いて良かったぁ。分岐された枝を登り、飛び移り、目標(果物)を視界におさめる。そろそろっと枝の先へと向かう。進むにつれてしなるのが怖いよ!もうチョイもうチョイ・・・・・・。腕の先を伸ばしてちょいっちょいっと触れる。っと身体が引き気味な上体で手だけ伸ばしたせいかバランスを崩して落ちそうになる。うわわ。慌ててつかんだのは目標の果物!一瞬の抵抗の後にふうわりとした感覚。パニックになる私とは裏腹に着地の態勢を整える本能。ちゃんと4本の足で地面に付いたよ!ねこすごい!でもやっぱりそれなりの衝撃なわけで、足先から頭までビリビリっと痺れて、その場でコテン。おおう、無事で何よりです。はっ違う、いや違わないそれよりも名も知らぬ果物は!?、とキョロキョロと見回してみれば、ちゃんと側に転がってました。いや、意外と大きいですな・・・。走り回って疲れたからか、目の前の果実は非常に魅惑的だ。
味見味見♪前足で抑えつつカプッといきます。大きすぎてちょこちょこ齧らざるを得ない。人の手のはいっていないのもあるのかもしれないが、ちょっと酸味が強めかな?もうちょっと甘味が強くないとバランスが悪い、なんて思ったのは後のこと。あぐあぐガツガツ。夢中になって食べていたら、あ、マーニ君の分もうないわ・・・。




