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「お酒飲みたいなぁ」
「ダメに決まってるじゃない」
ほかの花見席を見ながら、大人達を羨ましそうに見ているのはボーイッシュな雨瀬和。
アコースティックギターをジャカジャカ弾いて盛り上げて?いた。
それを心地よさそうに聞いていた、菓慧が、ジロリと睨め付けた。
「まあ、気お取り直して〜」
「猪一に居なくなった寮長がそれを言うの?」
全員集まって座って、ピクニックメニューを囲って音頭を取ろうとした美兎に舞がツッコむ。
鈴桜は皆の関係をなんとなく掴みながら苦笑いルするのだった。
そして、和の言葉を心の中で反芻していた。
(お酒かあ。飲んでみたいなあ)
まだ青い16の少女はいつの日かの夢を思い描く。




