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「私の歓迎会なんですよねー?」
美兎の隣にドカッと座って覗き込む。
距離感の近さに戸惑う美兎。
彼女は各務鈴桜。
この春から高校生となって寮生となる。
ぴょこぴょこ跳ねるツインテールが印象的なハツラツとした少女だ。
底抜けな明るさは美兎とは対照的。
「ああ、うん。私達は君を歓迎するよー」
「なら、なんで1人でどっか行ってるんですか!?」
鈴桜の訴えはごもっともで、美兎は罰が悪そうする。
美兎は仲良くしてる人は居るけど、それを果たして友達と呼べるのもかを悩む。
他の寮生達にも慕われているのは、分かってるが、気を使わせていると感じているようだ。
「私が居ても楽しくないよ?」
「なんで私の気持ちを決めつけるんです?」
「決めつける……って、そうだよ。皆、そう」
「なら、私は貴女の特別ですね」
「…………なっ」




