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4話

4話目です。

チャイムがなり、教室のドアがあく。

日直が号令をかけるも、クラスはまだ騒がしいままだった。

「はい着席ー。連絡があって、電車遅延の影響で、何人か遅れるそうだ

来たら、一応職員室にくるようにいっておいてくれ」

はーいと何人かが返事をする

「それと、今日は転校生を紹介するぞ。入っておいで」

担任の声に続いて、ゆっくりと一歩、教室に入ってくる


教室が、静まった。


それから一拍遅れて、ざわめきが広がる。

「え、かわいくない?」

「レベル高くね?」

「誰?モデル?」

「美人……」

と、ひそひそ声が波紋みたいに広がる。

あまり興味がなく、見ていなかったのだが、

ついつい美人という言葉に反応して、視線をあげる。


このあたりでは見慣れない水色の制服。

地面まで届きそうなロングスカート。

サラサラな長い黒髪。

今朝、バス停で見たばかりの――


「えっ」

「は!? ちょっと待って!」

俺の驚きは、同時にあげた声に搔き消された。

「ちょ、やっば!!かわいー!!」

大声をあげて椅子を吹き飛ばし立ち上がったのは、佐藤莉緒だった。

大げさっぷりに、クラス全員が笑ってしまう。

白雪澪しらゆきみおです。……不慣れなことも多いと思いますが、よろしくお願いします」

転校生は軽く会釈して、落ち着いた声で自己紹介した。


「先生っ!澪ちゃん絶対ウチの隣の席が良いって思うんだよね!空いてるし!!」

転校生の挨拶が済むとノータッチで先生に主張する佐藤莉緒。

「いやそこは加藤の席な。遅延してるだけで、空いてるわけじゃないぞ。」

クラスがまたどっと沸く。

所在なさげにしていた、転校生―白雪澪さんも困ったように苦笑する。

「えー?でもウチの隣、日当たりバツグンで治安もよくていいと思うけど。あとウチがいるし?」

「そーだな、今度席替えがあったらな。あと、白雪さんは関西の方から引っ越してきたばかりで、

制服とかがまだ届いてないそうだ。しばらくは前の高校の制服などを使うそうだから、皆フォローよろしくな」

皆が元気よく「はーい」と答える。

「で、白雪さんの席は…相川の隣だ」

「はい?!」いきなり名前を呼ばれて、声をあげる。

確かに隣は空いているが………いや、心の準備とかそういうの、いるだろ。

とことこと歩いてきて、隣の机に鞄を置いて座る。

なんだか座る仕草も様になっていて、制服とああせて優雅である。


「えっと、相川幸人あいかわゆきとです。よろしく」

「白雪澪です。朝はありがとうございました」

「あ、うん。まさかここの学校だったんだね」

「はい。一つ前のバス停で間違えて降りてしまい、焦りました」

「そっか」もう会えないとおもっていたけど、こうして再会できて…

なんだか心臓がバクバクいってる気がするが、気のせいだろう。


ざわざわした教室を担任がパンパンと手を叩いて落ち着かせる。

「あと、そろそろ文化祭の準備始めるからな。そろそろ何やるか決めておけよ」

そういって、HRは終わり、一限目が始まろうとする。


本日中にあと3話アップできるかな。

10話まではなんとか書けそうかな。

10話が一気に話が動く展開なので、できればアップしたい。

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