9話_
あれれ、おかしいぞ?ガチャ要素までまだたどり着いてないだと…?
計算みすった
「ここじゃ書けないので、外で書いてきまーす」
そう部長に声をかけると、「はい、お疲れ様〜」と軽い返事が返ってきた。
おっそろしい程に思考を読まれていたが、
いつものことだ、と気にすることもなく部室を後にする。
後ろから「えっ帰るんすか、ちょっと待ってくださいよー」
とパタパタとかけてくる足音。
気がついて、足を止める。
「帰るんじゃない、創作活動だ」
「またまたー。そう言って戻ってきたことないじゃないっすか」
やはりというか、声の主はミクだった。
「本当なんで、1年なのに部長になるんですかね」
「そらしょうがない。2年生より1年のほうが圧倒的に多いからな。それに実質2年生はいないようなもんだしな。」
「一人いますけど幽霊部員っすもんね」
ジロッと睨んでくるがまったく迫力はない。
「まあ1年の誰かが部長に任命されるんだろうなとは思っていたけど」
「まさかの私だとは思わなかったっす。他にも1年生沢山いるのに」
「一番うるさいからじゃないか‥」
「なんか言ったすか?」
「一番、目立つからじゃないかなって」
「そんな。一番輝いてるからだなんて、照れるっす」
「いってねえよ」
「そうだ。部長に就任したら、お祝いに今度ボムの樹連れてってくださいよ。なんかめっちゃオムライス食べたいっす」
「こんどな」
「えー絶対っすよ、約束っす。ほら指切りげんまんやるっす」
恥ずかしく絶対やらない、とおもったが面倒なのでほっておく。
左手を差し出してきたミクにされるがままにする。
ミクの指はすごく小さくて、なんだか胸が締め付けられそうだった。
皆様、よいお年を




