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蒼星のレクイエム  作者: ノザキ千溜
宇宙海賊ブルーホーン襲来編
9/61

宇宙最速!?魔族の女ボス「カイラ」

灰燼の星の朝、溶岩の熱が和らぐ時間帯だ。俺、アレキサンダー(元藤原タクヤ)は部族の集落で平和な日常を過ごしていた。ザルクの心臓移植が成功し、赤い翼と龍王の力で部族は安堵していた。俺は毒針を磨きながら、リナと長老の声を聞く。

リナが長老に絡む。

「じいちゃん、今日もアレキサンダーと話したい!」

長老が笑う。

「ジチュー野郎に構うなリナ。ジチュー野郎、お前顔赤いぞ。」

俺は慌てて否定。「いや、別に…!」と顔が熱くなる。リナがニコッと笑い、「冗談だよ。でも、好きだよ?」って言う。

そこへザルクが近づき、冷やかす。「ジチュー野郎、モテモテじゃねえか。リナに気があるなら、セイラにどう説明すんだ?」上空に飛びながら言った。

「うるせえ!お前、翼ついたからって調子乗ってんじゃねえぞ降りてこい!ぶちのめしてやる!」と言い返すが、

ザルクが笑いながら「この力の実験台にされたいのか?」と言う。

その時、空が暗くなった。赤黒い空に金属の輝き。昨日見かけた宇宙船が低空を飛ぶ。扉が開き、異星人がゾロゾロと降り立つ。

挿絵(By みてみん)

リーダー格の女、「カイラ」――黒い目、青い皮膚、額に生えた一本のツノ、長いまつ毛、スラッとしていて長身で、長い白髪を後ろに束ねた姿、鋭い爪、目が光る。彼女の声が響く。

「この星の資源は全て我々のものだ。抵抗する者は皆殺すっ!」

部族がざわつき、長老が杖を握り爆炎魔法の準備をする。

ザルクが前に出る。

「ジチュー野郎、後ろにいろ。あいつ、強ぇ。」

部族の若者「な、なんだお前らは!いきなり来て勝手なことを言いやがっー」

次の瞬間、カイラが横切った衝撃波で部族たちが吹き飛んだ。

「あははは!なんだ、こいつら!大したことねぇ!!」

カイラは笑いながら部族の若者たちをみじん切りにしていく。

「てめぇ!」

ザルクが蜃気楼で姿を隠しつつ、炎の分身体を繰り出す。

だが、カイラは笑う。

「ザコの技だ。」

彼女が刃を振るい、分身体を一瞬で消し去る。ザルクが蜃気楼から炎で攻撃するが、カイラの速度が上回り、背後に回られ翼を斬られる。血が飛び、ザルクが膝をつく。

「くそっ…この女、化け物か…!」

ザルクは堪らず距離を取った。

「これで空には逃げられないなぁ!?トカゲ」

「面白いもん見してやるよ」

そういうとカイラは刀と短刀(ダガー)同士を打ち合わせて両方に炎を纏わせた。

「こ、この女めちゃくちゃだ…」

俺は毒針を構えるが、カイラの目が俺を捉える。圧倒的な力に、部族が恐怖に震える。リナが俺の腕を掴む。

「アレキサンダー、怖い…!」

俺はこの部族を守るためなら、未知の敵だろうと戦ってやる。

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