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蒼星のレクイエム  作者: ノザキ千溜
宇宙海賊ブルーホーン襲来編
10/63

光速を凌駕する者

灰燼の星の朝、溶岩地帯は侵略者の足音で揺れていた。俺、アレキサンダー(元藤原タクヤ)はザルクの傷を押さえながら、カイラの姿を見つめていた。

スラっとしていて背丈は175cmはあるだろう、青い皮膚、臨戦状態で黒色に変化する目、ツノが生えた頭に白髪の長髪を高めに結った魔族。

彼女は宇宙海賊ブルーホーンのリーダーとして、100名ほどの戦闘員を率い、宇宙最速を自称する。昨日、ザルクを圧倒した刀と短刀ダガーナイフが炎を纏っている。

ザルクが息を切らしながら言う。

「ジチュー野郎…俺はちょっと休む。お前が…反撃しろ…」

部族のドラゴノイドが後退し、長老が杖を握る。リナが俺の手を握る。「アレキサンダー、怖いよ…!」

俺はリナの手をさらに強く握りしめた。

「分かった、ザルク。俺がやる。」

カイラが笑う。「愚かな抵抗。私の速度は宇宙最速。光さえ超える大技が決まれば、お前らは塵だ。」

彼女が一瞬で動き、刀が俺を狙う。超スピードで回避は困難だ。だが、昨日の戦いで熟成した毒が体内で覚醒。毒針が緑に輝き、俺はカイラに突進。針を振り上げるが、彼女の短刀が弾き返す。

「遅い!」カイラが嘲る。

その時、ザルクが這うように立ち上がり、炎の分身体を5体作り、カイラを囲む。陽炎で姿をぼやけさせ、ドラゴンテールで尾を振り攻撃。だが、カイラは二刀流で即座に分身体5体を切り裂き、陽炎を突き破る。溶岩槍を投げるも、彼女は刀で軌道を逸らし、ザルクの肩を再び斬る。

「無駄だ。」

ザルク「くそっ…炎の分身1体で溶岩獣10体分の強さはあるはずなのに簡単に切り裂きやがって…」

カイラが大技を宣言。「トップギア!」1日に1回のみしばらくの間、最高速度が発動。彼女の姿が消え、光速すらはるかに超えているであろう動きで俺を襲う。だが、毒の直感が反応し、ギリギリで体を捻る。それでも腹が裂け、血が飛び散る。即座に傷口を抑え、胃腸が溢れないようにした。

「くそっ…速すぎる…!まるで見えなかった…」

「勘で即死は回避できたが、次は確実に死ぬ…!考えろオレ、頭回せ!」

俺はやぶれかぶれで毒針を地面に刺し、腐敗毒を広げる。カイラが一瞬足を止める。足から毒を吸収したようだ。毒が効き始めたか?

しかし、彼女は笑い「なぁんだ。二日酔いか」と再び構えのポーズを取る。その時、ザルクが吼えてカイラの気を引き、彼女に向かって指先から炎の弾丸を乱射する。彼女はわざと目を閉じながら刀で余裕で捌いてザルクに接近。

俺はザルクと固まり毒針で応戦し、時間を稼ぐ。

「まだだ…!」


一方その頃、カイラの仲間100名が部族を攻撃し始め、戦場が混戦に。

リナが叫ぶ。「アレキサンダー、気をつけて!」俺は決意を固める。みんなを守るために、平和を守るために!この宇宙海賊を倒す!

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