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特別編第4話 四神の力

特別編最終話!水葉の様子が?

ジークレイン「こっちにも都合がある。そろそろ終わらせるか。」

次の瞬間、ジークレインが辺りに黒い霧を出した。それと同時にジークレインの気配も消えた。

燐「何だ?今度は忍者ごっこか?(気配が読みにくい。)」

次の瞬間、燐の背後から凄まじい蹴りが飛んだ。

燐「がっ!(いつの間に?)」

ジークレイン「どうした?大口叩いてた割には大したことないな。」

燐「舐めやがって。(どうする?ここじゃ範囲攻撃を使えば辺り一帯を燃やしてしまう。)」

万事休すかと思われていた。

ジークレイン「さて、次で終わりにしよう。」

ジークレインが再び仕掛けようとした時、

突然辺りに突風が吹いた。

ジークレイン「なっ!(何が起きた。)」

燐「この風は。」

その風により、霧が晴れた。

ジークレイン「くっ!(馬鹿な。気候の変化か?いや、こんな突風が来るはずは無い。)」

風露「ごめん、遅くなった。」

その風は風露が吹かせていた。

ジークレイン「(こいつ、水葉を突破したのか。)全く、使えんヤツだ。」

?「だーれーが、使えないってー?」

ジークレイン「!?」

次の瞬間、ジークレインの背後から凄まじい突きが放たれた。

水葉「どうも。よくもやってくれたね。」

ジークレイン「何!?(俺の洗脳が解けている!?そんな馬鹿な。)」

水葉「洗脳魔法で私を操る気だったんだろうけど、私の魔法耐性を甘く見たね。」

燐「水葉は四神の中でも防御性能は1番だからな。」

風露「多分だけど、洗脳中も意識は少しあったでしょ。」

水葉「あ、バレた?」

ジークレイン「なっ!(そんなことが.....)」

本来、洗脳魔法は相手との実力差関係なく効果が出るものだ。それにかかってしまえば対象者は意識を失い、体を操られるものなのだ。それは四神も対象内である。しかし、水葉は驚異的な防御性能により、洗脳魔法に抗い、意識を保つことに成功したのだ。

燐「さて、これで3対1だな。」

ジークレイン「くっ!(流石に四神を3人同時に相手するのはまずい。)」

次の瞬間、ジークレインが再び霧を出した。今度はもっと広範囲で、もっと濃い霧だった。

水葉「あっ!逃げる気!?」

ジークレイン「戦略的撤退と言え。じゃあな。」

風露「くっ!」

風露が急いで霧を晴らすが、既にジークレインは消えていた。

燐「ちっ!逃げられたか。」

風露「最近逃げ足早いやつ多いね。」

水葉「とりあえず、取り憑かれた人達をどうにかしないと。」





その頃、とある場所では壮絶な戦いが繰り広げられていた。

ローザ「いいな。最近は手応えのあるやつと戦えてなかったから楽しいよ。」

雷斗「そうかよ。(何だこの手数。俺のスピードを抑えられる程の量があるとは。)」

ローザ「なら、お前らも遊ぼうぜ。」

次の瞬間、ローザから2匹の蛇が出てきた。

雷斗「(また攻撃か?)」

しかし、その蛇達の姿が変わり、なんとローザと全く同じ姿になったのだ。

雷斗「何!?(分身だと?)」

ローザ「さぁ、これを受け切れるかな?」

その言葉が放たれたと同時、両サイドの2人が雷斗に突っ込んでくる。

雷斗「くっ!(こいつら、弱体化してない!元の奴と同等の力を持ってやがる!)」

その手数の量に押し切られてしまい、雷斗は締め付けられてしまった。

雷斗「ぐっ!」

ローザ「中々楽しかったよ。じゃあね。」

ローザの腕が蛇の口になり、噛みつきに来た時、

雷斗「舐めるな!」

雷斗が全身から強烈な電撃を放った。

ローザ「おっと!」

本体は何とか回避したが、抑えていた2人は痺れて黒焦げになった。

ローザ「やるね!流石四神!」

雷斗「(かなり強力な電撃を放ったが、こいつ躱したか。これは"あれ"を使うしか。)」

ローザ「ん?あれれ?」

その時、ローザが何かを感じ取った。

ローザ「あちゃー。もう終わりか。ま、楽しめたしいいか。」

雷斗「何言ってやがる!」

次の瞬間、ローザが分身体を回収して煙玉を取り出した。

ローザ「じゃあね。また会おうよ。」

そう言ってローザは煙玉を叩きつけた。

雷斗「(この煙。毒か!)」

雷斗は瞬時にその場から距離をとった。その一瞬で、ローザの気配は消えてしまった。

雷斗「何だったんだ、あいつは。」

ローザ「あれが四神かー。中々やるみたいだね。でも、あの方が言ってたほど脅威にはならなそうだなー。」




後日談

店主「姉ちゃんら凄かったで!あんたらは俺らの恩人や。」

燐「ふふん!そうでしょうそうでしょう!」

雷斗「自分で言うとダサいな。」

水葉「屋台やお店は大丈夫ですか?」

店主「被害受けた店も最小限で済んでる言うてるから安心せい。」

風露「それは良かったです。」

店主「あ、そうやった。他の店からお礼言うて預かってたんや。これ、もらってくれへんか?」

そう言って店主は大量のお礼の品を渡してきた。

燐「うわっ!いいのか?こんなに貰っちゃって。」

店主「何言うてんねん。姉ちゃんらはここら辺の店を救ったんやで。もっと胸を張り!」

水葉「なら、お言葉に甘えさせていただきます。」

雷斗「そろそろ飛行機が来る時間だな。じゃあ店主、僕らはここで失礼します。」

店主「おう!またきいや。そん時は安くしといたるで。」

風露「それは嬉しいですね。」

そう言って四神はその店を後にした。

燐「なんか結局仕事したみたいになったな。」

雷斗「ま、色んな人と会えたし、お土産も貰えたし、良かったんじゃないか?」

水葉「今度はみんなを連れて行きたいね。」

風露「仕事は氷華に任せようか。」


氷華「はっくしゅん!また誰か噂してるのか?」


燐「じゃ、ぼちぼち帰るか。」

雷斗「俺の場合、飛行機より移動した方が早いんだがな。」

水葉「まぁ飛行機で帰る良さもあるよ。」

風露「3人とも、飛行機来たよ。」

こうして、四神の旅行は終わった。


ちなみにこの後、咲達に旅行の事を話したら、学校であったことを話され

「なんで肝心な時にいないんですか!」

と、生徒達から怒られてしまったのだった。

次回!

第5章開幕!

生徒の誰かに悲劇が.....

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