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第33話 与えられる力

四神からのお話が!

そして再び動く影が?

あの一件から、四神による稽古が始まった。


炎神の場合

燐「ほらほら、相殺しないと燃えるよー?」

知鶴「なんで水魔法で相殺してるのにこっちが押されてるのよ!」

源「根本の威力が違う。まさかここまで差があるとは。」

湊「俺の影も加わってるのに、化け物火力め。」

燐「ほら、まだまだギアは上がるよー?」

知鶴・源・湊「ぎゃあああ!」



雷神の場合

雷斗「みんなもっとスピードあげてこー!」

咲「いや、一応半分は吸血鬼化してて、血液操作もしてるんですけど?」

隼司「俺が本気を出しても、ここまで差があるなんて。」

穂乃香「私も能力100%解放してるはずなんですが。」

雷斗「じゃあ最大値を上げよう!」

咲「(なんて爽やかに無茶を言うんだ。)」



水神の場合

雫「サラウンズシールド!クラッシュ」

神宮寺「(俺も技名言った方がいいか?)龍爪乱舞(りゅうそうらんぶ)!」

水葉「 それじゃあ私の守りは崩せないよ?」

雫「うう、最近私、攻撃力低いような。」

神宮寺「十分殺意ありそうだけど。」

水葉「ほらほら、頑張って破ってみなよ。」

神宮寺「(現状だと希望がないんだよなぁ。)」



風神の場合

風露「私の手数は無数にあります。さぁ、適応してみてください。」

碧「いや、どうしろと!?」

誠一郎「俺らが何しても全てに対応してくるんですけど。」

風露「私の能力は応用の幅が広いので」

碧「それ私達も、ってあーーれーーー」

誠一郎「あ、あの!せめて向かい風の強さもう少し弱めてくれません?近づけないんですけどー!」



と、そんな日々を過ごしていたのだった。

碧「はぁーーー疲れた。」

雫「お疲れ様です」

知鶴「最近これ多いわね。」

咲「まぁねぎらいは必要だし。」

あれから私達はねぎらいも兼ねて、知鶴の家で女子会を開いていた。

穂乃香「お菓子、お持ちしました。」

知鶴「ああ、ありがと。」

咲「穂乃香さん。もうメイドじゃないですか。」

穂乃香「知鶴様の家に来た際はいつもこんな感じですよ。」

碧「知鶴、あんた...」

知鶴「違う違う!私は指示してないからね!?」

なんてたわいもない話もするが、やはり稽古の話も出てくる。

雫「皆は最近の稽古どう?」

碧「私は風露さんとの稽古なんだけど、あの人私たちを近づけないの。すごい勢いで風を送って来るから吹き飛ばされちゃって。」

知鶴「私も似てるわね。燐さんの火力がとんでもなくてね。水魔法と湊の影を合わせてもこっちが押されるのよ。」

雫「私は水葉さんとだけど、あの人防御力ありすぎです。神宮寺くんの攻撃と、私の圧縮を加えてもビクともしないんです。」

咲「私と穂乃香さんは雷斗さんとだけど、あの人速すぎるよ」

穂乃香「私が100%を出しても、全く追いつけませんでした。」

碧「みんなそれぞれ苦労してるんだね。」

知鶴「そのようね。」

穂乃香「知鶴様、お菓子を召し上がるのは良いのですが、お口元が」

知鶴「え!?」

咲「あらら、穂乃香さんに言われないと気づかないなんてね」

知鶴「....今とても恥ずかしいわ。」

全員「あははは」

と、そんな感じでお互いの状況を把握しながら私達は何とか頑張ってきたのだ。そんなある日のこと、

咲「どうしたんだろうね。全員集合なんて。」

碧「なにかしちゃったかな?」

雫「何かってなんですか?」

知鶴「大丈夫でしょう。何かやらかしたならその人だけ呼べばいい話だし。」

穂乃香「でしたら何故?」

湊「お前ら、最近どうだ?」

誠一郎「筋肉痛が酷いです」

隼司「疲れが酷いです」

神宮寺「まぁ無理もないわな。」

と、その時4つのドアが現れた。

源「(この現れ方はお約束なのか?)」

そのドアから四神が出てきた。

燐「やっほー」

雷斗「なんかみんな疲れてるね」

水葉「どうしたんだろ」

風露「(いや、私たちのせいだと思うけど)」

源「で、四神の皆さん。一体どうしました?」

水葉「あ、そうそう。今日は教えることがあってきたの。」

咲「(教えること?)」

雷斗「俺たち四神について、もう少し詳しくね。」

そういうと雷斗さんがホワイトボードを持ってきて、水葉さんが説明を始めた。

水葉「実は私達四神の力は皆にも使わせることが出来るの。」

全員「え!?」

どういうことだろう。四神の力を使うなんて。

水葉「感覚としては、碧ちゃんの憑依が1番近いかな。私達が皆に憑依することで、炎や水を扱えたりするの。そしてその神の特徴も引き継げるの。例えば、私が憑依したとすればその人は水を扱えるし防御力が高くなるよ。」

そんな事が出来たのか。

湊「確かに凄いですけど、それって何か条件とかあるんじゃないですか?」

水葉「まぁそうなんだよね。まず、この憑依はその人にとんでもない不可がかかるの。場合によってはそのまま死んじゃうかも。あと、仮に憑依できたとしても私達の力を100%引き出すのはその人と私達がお互いに深い信頼関係でないといけないの。」

咲「深い信頼関係ですか。」

水葉「まぁ、今はそれよりも強くなることを優先した方がいいんだけどね。」

燐「というわけで、今日も稽古するぞー!今回はみんな揃ってるし、前みたいに2人1組で戦う感じにするか。」

知鶴「.....ねぇ、今回集めたのは四神の憑依を説明するためだったのよね?」

穂乃香「恐らくそうですね」

知鶴「ついででこんな仕打ちないでしょ。」

咲「あ、あはははは。」

その日の私達は、いつも以上に四神にボコられました。







?「ロキ、そろそろ動こうと思うのだが。」

ロキ「はい。俺もそのつもりです。」

?「そこでだ、前に言っていた手駒の件。この前みたいに試して欲しいんだ。」

ロキ「お任せ下さい。」

?「頼むぞ。手駒はこんな感じに仕上がってる。」

そう言った途端、周りから何体ものロボットが現れた。その形は人型だが、背中に明らかに空を飛ぶためと分かる機械がついていた。

ロキ「なんか世の中の男が喜びそうな見た目してますね。」

?「まぁわかりやすいからな。今回の襲撃はお前とサタンに行ってもらう。」

ロキ「サタンですか?」

?「あぁ、あいつが暴れたいと聞かないってべラスが言うものでな。」

ロキ「わ、わかりました。」

?「よろしく頼むぞ。」

そんな会話をしていると、サタンが入ってきた。

サタン「おい、主さんよぉ。俺からリクエストがあるんだが」

?「どうした?サタン。」

サタン「この前みたくレヴィアタン達が来るかもしれねぇ。ベルフェゴールを連れて行ってもいいか?」

?「なるほどな。わかった、許可しよう。」

サタン「おう、ありがとな。」

ロキ「サタンって感謝とか言うんだね。」

サタン「てめぇは俺のなんだと思ってんだ?」







セロ「そろそろ再び襲撃しましょうか。」

レヴィアタン「それはいいが、また邪魔されないか?」

セロ「その可能性も考えて、今回は幹部を多く連れていきましょう。」

?「なら、立候補するぜ。」

レヴィアタン「マモン。珍しいな、お前が来るなんて。」

マモン「そろそろ刺激が欲しくなってたんだ。」

セロ「わかりました。では私とレヴィアタン、マモンで行きましょうか。」

?「あら、また行くのね。」

?「前のようにはいかないだろうな。」

セロ「大丈夫ですよ。作戦が無いわけではないので。」

?「なら、俺の眷族も連れて行け。多少の戦力増強になるだろう。」

マモン「そいつはいいな。ありがたーく使わせてもらうぜ。」

セロ「では皆さん。準備を怠らないでくださいね。」







?「(なんだ?この違和感)」

燐「どうした?」

?「いや、なんか胸騒ぎがしてな。」

燐「お前の胸騒ぎは宛にならねぇよ。」

?「まぁそれもそうか。ほら、できたぞ」

燐「よっしゃ!いただきまーす」

雷斗「今日はカレーか。」

水葉「いつもごめんね。」

風露「感謝してます。」

?「気にするな。(でも今回はなんか嫌な予感がする。一応準備しておくか。)」

次回!

三つ巴の戦いが再び!?

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