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第32話 言えない秘密

突如始まったパーティー!

平和な日常も大事でしょ?

咲「パーティーですか?」

突然言われたその言葉に頭が混乱する。

水葉「うん。今回は皆んな頑張ったしねぎらいも兼ねてね。」

源「な、なるほど。しかし、国からの許可はおりたのですか?」

水葉「ん?まだとってないよ?」

源「まだって。そもそも許可もおりるんですか?」

四神の姿は国家機密。何かするにも国からの許可を貰わなければならないのだ。

水葉「まぁ大丈夫でしょ。バレないようにするし。」

神宮寺「まぁそれなら何とかなるんじゃないですか。」

水葉「そうそう。何とかなるって。じゃあ、後でねー。」

そう言って水葉さんは出ていった。

咲「いいんですかね。」

源「良くないだろうが、あの人たちを止めろと言う方が無理だな。」

神宮寺「それもそうですね。」

こうして、謎のパーティーが始まることになった。







ルシファー「戻った。」

べラス「おお、おかえり。どうだった?」

ルシファー「主の読み通り、四神が動いていた。それと、魔界からレヴィアタンが来ていた。」

べラス「レヴィアタン?なんで奴が。」

ルシファー「それはわからん。ただ、謎の吸血鬼といたな。」

べラス「吸血鬼か。わかった。ご苦労さま」

ルシファー「にしてもあいつ、強くなってたな。前のように余裕とはいかぬだろう。」

べラス「お前がそこまで言うなんてな。」

サタン「なんだぁ?レヴィアタンごときにひよってんのか?」

ルシファー「そうではない。冷静に実力を見ているだけだ。」

べラス「レヴィアタンがいるなら、他の3人もいるだろうな。」

ベルフェゴール「ええ?アイツらの相手もするの?めんどくさ。」

べラス「そう言うな。主からの指示がなければ戦闘にはならない。今は時を待とう。」










咲「ここかな。」

私は水葉さんから言われた場所に来ていた。ここがパーティー会場らしい。

咲「よし!行こう。」

私がそう思いドアを開けると、もう既にみんなが来ていた。

碧「やっほー咲!」

知鶴「やっときたのね。」

2人が出迎えた後、水葉さんが開催の合図をした。

水葉「じゃあ色々あったけどねぎらいを兼ねたパーティー、開催だー!」

全員「おー!」

その言葉と共に皆んなが騒ぎながら楽しみ始めた。

湊「よぉ咲。」

咲「おお、湊。相変わらず凄いね。」

湊がそう言って私に声をかけてきた。その時の湊は相変わらずのイケメン具合だった。

咲「ここまで来るともう慣れてきたよ。」

湊「?何が?」

咲「やれやれ。」

雫「咲さん。」

咲「お、雫ちゃん....って、え!?」

雫ちゃんの方を見ると、そこには何故か猫耳見つけた雫ちゃんがいた。

咲「そ、その耳どうしたの。」

雫「そ、それが。」

誠一郎「ふふふ、こちら誠一郎&碧ペアプレゼンツです。」

碧「素質あると思ってたんだよね。」

雫「だからといっていきなりやらなくても!」

咲「似合ってるよ?」

雫「そういう問題じゃないんですー!」






隼司「よお湊、お前すごいな。」

神宮寺「まさかここまでとはな」

湊「おお、神宮寺に隼司。」

神宮寺「しかしあの後は大変だったな。」

湊「あぁ。思い出したくないよ。」

あの後、割と体力が有り余ってた俺は1人で雷斗さんと戦わされた。絵に書いたようなフルボッコで悲しくなった。

雷斗「あはは。でも皆んないい線いってたよ。」

隼司「そうですか?それなら良かったんですが。」

神宮寺「そういえば、雷斗さんって四神の中で唯一の男ですよね。」

雷斗「あぁそうなんだよね。もう1人くらいいてもいいんじゃないって何度も思ったよ。」

湊「そうなんですか?」

雷斗「まぁ仲はいいんだけどね。あいつらは...」

燐「よォ雷斗。飲んでるかぁ?」

その時、お酒を片手に燐さんが絡んできた。

雷斗「まぁ少しずつね。」

燐「なんだよ、もっと飲め飲め!」

源「あ...あ...」

もう片手を見ると、酔いつぶれた源先生がいた。

湊「先生!?」

誠一郎「これはやられちゃってるなぁ。」

穂乃香「でしたら、私が看病致しましょう。」

隼司「おお穂乃香さん。よろしく頼むよ。」

雷斗「ね?わかったでしょ?」

湊「ええ、まぁ。(ということは、残りの2人も。)」




水葉「やっほぉ。皆んなぁ。楽しんでるう?」

知鶴「水葉さん?」

咲「これは酔ってるね。」

雫「あはは、皆さんお酒好きなんですか?」

水葉「そうだよー。風露を見てみな?」

そう言われ、指の指してある方を見ると、

風露「あひゃひゃひゃひゃひゃ。やっぱりお酒はいいなぁ。」

誠一郎「ふ、風露さん?俺ら未成年なんですけど?」

碧「私は飲もうかな。」

誠一郎「ちょ、待て待て待て!」

咲「誠一郎くんが止める側に回ってる!?」

知鶴「大変そうね。」

雫「ご愁傷さまです。」

水葉「あはは、皆んな中々辛辣だねぇ。」

そのまま水葉さんが驚きの言葉を口にする。

水葉「ねぇ、3人には好きな人とかいないの?」

咲「え!?」

知鶴「きゅ、急にどうしたんです?」

水葉「いやね。碧ちゃんと誠一郎くんの仲の良さを見てると、みんなにもなんかそういう人いるのかなって。」

雫「わ、私はそういう人は。」

水葉「ええ?ほんとかなぁ?」

雫「ほんとですよ!」

そう言いながら雫ちゃんの頬は赤くなっていた。

知鶴「わ、私も別にそんな人は」

穂乃香「ほんとですか?知鶴様」

知鶴「穂乃香!?いつの間に。って!本当よ!」

水葉「咲ちゃんは?」

咲「私は.....ノーコメントで。」

水葉「何それ!気になるよ!」

咲「何言われても言いませんからね!」

私はそう言って窓へ向かった。

水葉「あらあら、やりすぎちゃったかな?」

知鶴「大丈夫だと思いますよ。多分そういう感じじゃないです。」

咲「......」

私は窓から夜空を見る。

咲「(あの時のこと思い出すなぁ。)」

それは、あのバトルロワイヤルで起きたこと。あの時、私は守られてばかりで私を守った冬季は....

咲「(本当は、冬季もここにいるはずだったのに。)」

湊「咲。」

その時、湊から声をかけられた。

湊「そんな顔してたら冬季が心配するぞ。せっかくのパーティーなんだから楽しもうぜ」

咲「.....そうだね。」

いつまでもこのままじゃいけないよね。それに、また帰ってきた時にパーティーをすればいいだけだしね!

咲「よーし。今日は少しテンション上げちゃうぞー!」

そうして私はそのパーティーを楽しんだ。






雷斗「うーー。ヒィック」

?「おいおい、帰ってきて見たらなんだこの状況。」

雷斗「おお、帰ったか。」

?「雷斗。お前が繋ぎ止めてくれないと。」

雷斗「い、いやぁすまん。思ったより楽しくなっちゃって。」

燐「おお、帰ったの。なら後片付けよろしく。」

?「はぁ。全く。仕事後の奴にやらせることじゃないぞ」

燐「しょうがないでしょ。風露は寝ちゃったし、水葉はこういう時役に立たないんだから。」

水葉「こらぁ!何が役に立たないだ....むにゃむにゃ」

風露「zzzzz」

?「全く、ここ一応俺らの家なの忘れてないよな?」

雷斗「忘れてないさ。でも家事はほぼお前だろ?」

?「これを家事に含むな!あと仕事もさせて家事もさせるって、お前ら何かしろよ!」

雷斗「いやぁすまんすまん。」

燐「まぁ細かいことは気にすんなよ!」

?「細かくねぇ!はぁ、どうせ風呂もまだなんだろ?起きてるお前らのどっちかから入ってくれ。」

雷斗「了解」

?「さて、とりあえず2人を寝室へ運ぶか。」

水葉「んーー。咲ちゃん、雫ちゃん....」

?「ははっ。アイツらのこと気に入ったのか。」

風露「zzzzz」

?「風露はよく寝るなぁ。こんなにぐっすり寝てると起こしにくい。」

雷斗「お前もそろそろ会っていいんじゃないか?」

?「...そうしたいのは山々なんだがな。」

雷斗「まだ先になりそうか?」

?「まぁな。でも、そんなに遠くもないだろ。」

?の正体はなんなのか。

次回!ちょっと変わった視点。

ロキ「楽しみにねー!」

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