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第18話 意図された戦い

湊にべラスが迫る!

べラスの目的とは。

湊「(とある組織?まさか、資料のヤツらの仲間か?)

で、そんな奴が俺に何の用だ?」

べラス「いえいえ、そんな警戒しないでください。私は交渉に来たのですよ。

私たちの組織に入ってください。あなたにはそれだけの価値がある。」

湊「冗談言うな。入るわけないだろ。」

べラス「そうですか。はぁ、せっかく敬語まで使ったのに。残念だなぁ!」

その瞬間、べラスが勢いよく突っ込んだ。

湊「(速!なんだこいつ)近寄るな!」

そう言って、湊は影を操りべラスへ攻撃を仕掛ける。

べラス「中々の速度だ。やはり優秀だね。」

湊「くっ!」

次の瞬間、べラスが自身の爪を尖らせて斬り裂こうとしてきた。

べラス「さよならだ。」

湊「ちぃ!」

湊は何とかその攻撃を躱した。だが、

べラス「攻撃は繋がるものだよ。」

湊「何!?」

べラスはその瞬間、とてつもない踏込みを見せた。

べラス「これは躱せないよ。」

湊「(まずい!)」

湊は自身の前に影のシールドを展開した。だが、

べラス「そんなんじゃ、私の八極拳は止められない!」

湊「ぐうぅぅぅぅ!」

べラスの一撃は湊の影のシールドを貫き、そのまま湊へ直撃した。

湊「くっ!(なんて威力。このままじゃまずいな。)」

べラス「さて、目的は果たしたし帰ろうかな」

湊「何?」

べラスは急に攻撃をやめ、そんなことを言う。

湊「...逃がすとでも?」

べラス「そんなに急がなくても、いずれまた会えるよ。」

そう言った後、べラスは足元に煙玉を投げた。

べラス「ではまた。」

湊「くっ!(見えない!)」

そして煙が消えた頃にはべラスは消えていた。

湊「(これは、とんでもない相手だな。それと、あいつ何が目的だったんだ?)」




べラス「案の定勧誘は失敗した。だから気づかれぬように『服従の魔法』をかけておいた。」

ハスター「了解しました。ありがとうございます。」

べラス「(さて、どう転がるかな。)」




翌日になりバトルロワイヤルの開催日が明日まで迫った。

咲「うん。血液操作がだいぶスムーズになった気がする。」

べラス「いい感じですね。そろそろ羽を出せると思いますよ。」

咲「ほんと?やってみようかな。」

そうして私は目を閉じていめーした。羽を出すイメージ.......

べラス「出てきませんね。」

咲「なんで?今までこの流れだったらイメージしたら何とかなったじゃん!」

べラス「今回はそんな簡単にはいかないってことですね。」

咲「何が足りないんだろう....」

冬季「よ、咲。何か悩み事か?」

そんなふうに悩んでいる時、後ろから冬季がやってきた。

咲「うん。前みたいに羽を出そうとしたんだけど、上手くいかなくて。」

冬季「そうなのか。もしかしたら、前みたいに戦闘中に覚醒することがあるかもしれないな。」

咲「確かにワンチャンあるかも。冬季、ちょっと組手してくれない?」

冬季「わかった。」

そして私と冬季が向かい合う。

咲「じゃあ、いくよ!」

私は冬季へ向かって突っ込んでいく。

冬季「(前より速くなってる!)」

咲「はぁ!」

私は冬季へ思い切り蹴りを放つ。だが、

冬季「中々速いけど、まだ足りないなぁ!」

冬季はそれをバックステップで躱した。

冬季「反撃が来るよ?どうする。」

咲「くっ」

次の瞬間、冬季は私へ突っ込んできてパンチを放つ。

咲「(躱せない!でも...)防ぐだけなら間に合うかなぁ!」

冬季「おっ!」

冬季のパンチを私は何とか腕を入れて防いだ。

咲「危なぁ。やられるかと思った。」

冬季「やるなぁ。まさか防がれるとは思ってなかったよ。」

咲「私も成長してるってことだね。でも、結局羽は出てこなかったなぁ。」

冬季「組手だとダメなのかな?実戦で出せるようになるとか。」

咲「だといいなぁ。」

湊「おーい。冬季!」

その時、湊がこちらに向かってきた。

冬季「おお、湊。どうした?」

湊「ちょっと話があるんだ。来てくれ。」

冬季「?わかった。じゃあな、咲。」

咲「うん。じゃあねー。」





冬季「それで、話ってなんだ。」

湊「...昨日の帰り、資料の奴らの仲間と思われる奴らと戦闘した。」

冬季「何!?大丈夫だったのか?」

湊「目的は果たしたとか言って帰ってったから大丈夫ではあったけど、あのままやってたら負けてたよ。」

冬季「まじか。あいつら、まだ戦力の底が見えないな。」

湊「そこで、冬季に少しお願いがあるんだ」

冬季「なんだ?」

湊「それは..........」






所代わって、とある教室では神宮寺が誰かと話していた。

神宮寺「明日のバトルロワイヤル。お前らにそこに書いてある奴らを潰して欲しい。」

隼司「Aクラストップからの直々の頼みですか。でもなぜ俺らなんです?」

神宮寺「奴らはAクラスの中の誰かが派遣されると思ってるだろう。もちろんそのつもりでもあるが、今回の相手には冬季、誠一郎、そして最近仲良くしている湊もおそらく相手側だろう。」

隼司「なるほど。いくらあなたがいても、Aクラストップクラスが3人敵にいては、戦力が乏しいという訳ですか。」

神宮寺「成功すれば、お前らのランクは保証しよう。どうだ?」

隼司「いいでしょう。契約成立です。」

私達の知らないところで、またも何か企みができていた。




翌日

碧「よーし、やるぞー!」

咲「随分気合いが入ってるね。」

雫「楽しみですね!自分の努力の成果が見られるので!」

知鶴「そうね。誰が相手でも容赦しないわ!」

穂乃香「私も負けてられません。」

誠一郎「みんな気合い入ってるねぇ。楽しくなりそうだ!」

湊「暴れ過ぎるなよ?」

冬季「さて、どこまでやれるか。」

源「ではこれより、バトルロワイヤルを開始する。この校舎ないから出たら脱落扱いとする。無論、殺しや過度な攻撃は禁止だ!では、よーい、スタート!」

始まりの鐘がなる。その瞬間、周りの生徒が一斉に飛び出し、あちこちで戦闘が始まった。

咲「うわ、すご!」

碧「じゃあみんなまたねー」

知鶴「ええ、また。」

穂乃香「その前に脱落しないことを願います。」

雫「私も頑張ります!」

誠一郎「よっしゃあ!片っ端から潰してくぜ!」

湊「おお、大丈夫かあいつら。で、どうする冬季?」

冬季「襲いかかって来たら倒せばいい。それまで、静かなところでも探してようぜ。」




生徒「くらえ!」

咲「おっと!危ない。」

私は後ろからの不意打ちに何とか反応する。

咲「でも、ごめんね!」

生徒「ぐわぁ!」

私は反撃に蹴りを放ち、その衝撃で相手は吹っ飛んだ。吹っ飛んだ生徒は、配られた腕輪の効果でテレポートした。

咲「やっぱり、脱落すると安全なところにテレポートするのね。」

私が再び歩き出そうとした時、

?「君が咲ちゃんか。会ったばかりだけど、すぐに脱落してもらうね!」

咲「何!?」

突如私の後ろに何者かが迫ってきた。私はその攻撃を何とか躱し、相手と距離をとる。

咲「あなた、誰?」

隼司「俺は、元宮隼司。ギフテッドクラスの者だ。訳あって君たちを倒さないといけないんだ。」

咲「そう。でも、負ける気はないよ!」

隼司「はは!そうこなくっちゃね!」




その時、別の場所でも襲撃を受けている人がいた。

知鶴「キリがないわね。こんなに襲いかかってこなくても。でも、やっと落ち着いたかしら。」

?「油断は死を招く。」

知鶴「!?」

突如、知鶴の背後に飛んでもない速さの斬撃が落ちてくる。

知鶴「あっぶないわね!」

知鶴は何とか防御魔法を展開し、その攻撃を止めた。

知鶴「急に何?あなたは今までの生徒とは違うようだけど。」

?「我が名は観月響也(みずききょうや)。ギフテッドクラスであり、そなたを斬るもの。」

知鶴「あらそう。大した自信ね。いいわ。あなたの相手をしてあげる!」





穂乃香「人の気配がしませんね。皆さん脱落したのでしょうか。」

?「これが暗殺者かぁ。なんか期待はずれかも」

穂乃香「!?」

その時、どこからか穂乃香を狙ってくないが飛ぶ。

穂乃香「物騒ですね。まずは挨拶くらいしてもいいんじゃないですか?」

?「へぇ。今の避けれるんだ。意外とやるじゃん。私は、椎名香純(しいなかすみ)。あなた、暗殺者なんでしょ?私と戦ってよ!」

穂乃香「いいでしょう。あなたなら、私の成長を見るのに丁度いい。」

意図された用に始まった3つの戦い。勝つのは果たして!

次回!

バトルロワイヤル編

前編と後編に分けます!

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