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「あれ、ここどこ?」

ジリジリジリー、ジリジリジリー

「うーーーん、うるせーー」

携帯からアラームの音が鳴り目が覚め、今何時だよと思い時計を見た。

「って、もう9時じゃねーか!遅刻するーーー!!!!」

やばい、やばいと思いながら登校準備をしていると部屋に違和感を覚えた。

「あれ、ここ俺部屋じゃねーぞ…」

そう独り言を呟きながら部屋を見渡した。そこはなんてことのないザ高校生のような部屋だった。

しかし、俺は自他共に認めるオタクで、漫画、アニメ、ラノベなど二次元の関係するものは全てが好きだった。

その中でも一番好きだったのはギャルゲーで、自分が恋愛しているような気分になるのが好きだった。

しかし、部屋にはそういう類のものがほとんどない。

あるのは漫画が数冊のみで、この部屋がオタクのものだとは考えられない。

「おいおい、一体どーなってんだーーーーーー!?俺のギャルゲーやラノベたちは!?てか、ここどこだよ!」

と叫びながらも、一度冷静に考えることにした。

「まず、落ち着け…昨日は家に帰って君えらをやりながら寝落ちしたな」

そう昨日は夜に君えらの特別発表があったためゲームをプレイしながら待っていると眠気に勝てず寝てしまったのだ。

「てか、特別発表って結局なんだったんだよ!?知りてーーーー!!」

マジでめちゃくちゃ気になる。君えらは正式名称は君が好きだ〜俺が選んだのは〜で去年発売された恋愛シミレーションゲーム通称ギャルゲーの一つでオタクの中では有名な作品だ。

なぜなら、四人のヒロインが可愛くそして難易度がそこまで難しくもない。そのため初心者っでもやりやすいものになっていた。

それに加え、ストーリーもものすごく良いもので様々な悩みを抱えたヒロインを主人公が助けそこから恋心が芽生え、ヒロインと仲が発展していくその過程は胸がキュンキュンしそして、感動てきなものになっていて素晴らしい作品であったからだ。

まぁ、有名な理由はそれだけではないが…。

つまりは、この君らのの特別発表が昨日あったはずなのだ。続編の発表なのか、アニメ化の発表なのかすごく気になっていたのだ。

「って、今はそれどころじゃねーーよな…。とりあえず部屋の中を物色してみるか」

と部屋にあるものをいろいろ見てみた。しかし、見れば見るほどおかしいのだ。まず、この部屋にあった漫画は全く知らないものだがアニメもやっている人気作品だと書いてあった。

教科書も見たことないものばかりだし、雑誌に載っている有名人らしき人も知らないし、机に置いてあったグミも飲み物も見たことがなかった。

「マジで、どーなってんだよ…」

次はクローゼットの中を見ようと思い開くと見覚えのある制服があった。しかし、それは自分の通っている学校のものではなかった。

「これ、恋咲学園の制服じゃねーか……。まさか…!?」

急いで窓の外を見ると少し遠いが確かに君エラの舞台である恋咲学園が見えたのだ。

「おいおい、これは夢か?」

そう考え古臭い方法だが、自分の頬をつねってみるがしっかり頬に痛みがきた。

俺は叫ばずにはいられなかった。

「なんで、君えらの世界に転生してんのーーーーーー!!!???」



















「君が好きだ〜俺が選んだのは〜続編決定です!今回では主人公が新しくなります。」

「ではまた新情報をお待ちください」

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