表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋筏  作者: 時空 まほろ
3/3

第三話❀

ぐらり!


「ちょっと、(あお)! オール手から離れそうよ!」


「え? わわっと!」


僕は突如戻った感覚に驚いた


ガシッとボートのオールもちゃんと掴む


「しっかりしてよね~。()()()()


はにかんだ顔で彼女が言った


そう


僕は初恋の彼女と此処・桜ヶ池(さくらがいけ)にデートに来てた筈


筈、なんだけれど……



「どうしたの?」


彼女が怪訝そうに僕の顔を窺う


「僕、ボートじゃなくて、筏に乗ってたような……」


「筏! 古いなぁ~!」


彼女がけらけらと笑った


「だ、だよな」


僕も汗を搔きつつ笑う


春の陽気にでも当てられたのかもしれない


その時


桜吹雪がざあっと舞う


水面に輪が出来た


ふとそちらを見た時


水面にはっきりと


筏に乗る和服の僕と


着物姿で和傘を差した女性が見えた


瞬きをした次の瞬間


それらは消えた



「どうしたのよ~、もう」


彼女の不満そうな声が


どこか遠くからかの様に聞こえたのだった……




訳が分からないながらも、お付き合いいただき誠にありがとうございました。

どうか、桜の幻惑に惑わされないように……。

お読みくださり、本当にありがとうございました……❀

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 幻想的で美しいお話でした! こういうお話、大好きなのです(*’∀’人) 読ませていただきありがとうございました♪
2023/03/29 18:42 退会済み
管理
[一言] 最後まで不思議な雰囲気のままで。 解釈の余地はいくつもありそうですが 池や川は古来より世界の境界のように捉えられることもあり そうしたものを描いていたのかな、とも思いました 主人公は偶然そ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ