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恋筏  作者: 時空 まほろ
1/3

第一話❀

ミステリアスな不思議な話へようこそ……。

この(いかだ)


何処へ向かうのだろう


この恋は


何処に行き着くのだろう


恋筏(こいいかだ)


君と乗った


ちいさな筏


君との初デート


緊張して


何も言葉が出ない


そんな僕と君の筏の周りは


他の筏はいない


君と僕の乗った筏だけが


この大きな池を漂っている


池の淵は見えない


余程大きな池なのだろう


ふと、思った


僕とは誰なのだろう


君とは誰なのだろう


和傘を差した君の顔は


春の朧霞(おぼろがすみ)がかかったかの様に


ぼんやりとしている


着物を着ているのは分かる


ただ


それ以外の情報が


分からない……


そんな悪夢のようなくらりとした感覚が


僕を襲う


はらり


頭を抱える僕の前を


桜の花が風に吹かれていった


はらり はらり はらりら


桜の花びらがまるで吹雪の様に


二人の間を通り過ぎる


ざあっと


風に和傘が揺れた


「もし」


その紅が()かれた唇から一言が漏れる


「現実にお帰りんさい。此処は異空間。其方が来てはいけないよ」


「どういう……?」


ざあっと桜の花びらたちがまた舞う


「それは」


唇の前に真っ白な人差し指が延ばされる


「秘密じゃ」


くらり


僕の意識は、真っ暗になった









お読みくださり、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 三途の河なのか? 不思議な雰囲気が良いですね、妖しさ、美しさ、感じます。
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