if 堕落するユーリ
ぼくは人型モンスターを何度か倒すことに成功して、ステラさんがその疲れを癒すために甘やかしてくれた。
その中で、ステラさんに溺れてはどうかという提案をされたぼくは、ステラさんの誘惑に逆らえなかった。
「ス、ステラさんに溺れてしまいたいです……」
ステラさんはぼくの言葉を聞いて妖艶に微笑む。そのままぼくはステラさんにキスをされた。
なんだか頭がぼうっとしてきて、ステラさんの事しか考えられなくなってしまう。
ステラさんに頭を抱きかかえられて、ステラさんの柔らかさと匂いに頭がくらくらしていた。
そのまま頭を撫でられて、ぼくは落ち着きと興奮を同時に感じていた。
「ユーリ君、よくぞその決断をしてくれました。さあ、私に溺れて……」
ステラさんはゆっくりと服を脱ぎ捨てていって、ぼくはそのままステラさんと関係を持つことになった。
次の日も、また次の日もステラさんに溺れていたが、ぼくの中には冒険をしなくても良いのかという焦りがあって。
そんな考えを見透かしたかのようにステラさんはぼくの頭を撫でながら言葉をかけてくる。
「ユーリ君は今までずっと頑張っていましたよね。だから、少しくらい休んでも良いんですよ。なんなら、ずっと休んでいたとしても私が何とかしてあげます」
ぼくはそんなのじゃダメだと思いながらも、ステラさんの言葉に逆らえないでいた。
ステラさんに触れられると、なんだか安らいで意思の力が弱くなっていくような感覚があったのだ。
そのまま、ぼくはされるがままになってステラさんに抱きしめられる。突き放さないといけないはずなのに、なんだか心地よくなって力が抜けていく。
そしてステラさんにキスをされて服を脱がされていき、今日もステラさんに溺れることになった。
ぼくは全く冒険者として活動しなくなっていて、ステラさんとずっと過ごしていたが、アクアに構う事をねだられたのでアクアと遊んでいた。
すると、アクアから想像もしていなかった言葉をかけられる。
「ユーリ、ステラとお楽しみ? 次はアクアがユーリを溺れさせてあげようか?」
なぜアクアはぼくがステラさんに何を言われたか知っているのだろうか。そんな疑問もアクアにキスをされることで消えていく。
そのままアクアに何度もキスをされて、ぼくはだんだん夢見心地になっていった。
ぼくからもアクアにキスを返していると、アクアはとてもいい笑顔を見せてくれて、その笑顔に誘われるように、ぼくはもっとアクアとキスをしていった。
そのままアクアはぼくの全身にへばりついてくる。
「アクアの事を何も知らない子供だと思っている? ステラとユーリが何をしていたか、アクアはよく分かっている。ユーリ、アクアも同じことをしてあげるね」
そのままアクアに流されたぼくはアクアと結ばれることになった。
アクアはぼくと結ばれたことが嬉しいようで、いつもは平坦な声がとても弾んでいた。
それからの日々はステラさんと過ごしたり、アクアと過ごしたり、2人と一緒に過ごしたりしていたが、それを見かねたのかカタリナがやってきた。
「あんた、どうしてそんな事をしているのよ。あたしと一緒に冒険者の頂点を目指すって夢はどうなったの?」
「それは……ごめん、カタリナ。ぼくはもうダメになってしまったから、いい仲間を探してほしい」
カタリナはなんだか泣きそうな顔になっている。
ぼくはその顔を見て慌てたけど、ぼくが言葉をかけたところでカタリナを慰めることはできないと分かっていた。
だけど、続くカタリナの言葉はぼくの考えとは反していた。
「ねえ……あんたが何で冒険者を辞めようとしているのかは知っているわ。ステラ先生やアクアとただれた生活を送っているんでしょ? ……あたしじゃダメなの? あたしの方が、もっとあんたを満足させられる……」
カタリナはすがるような顔でぼくを見つめてくる。これ以上堕ちていってしまっても良いのだろうか。
でも、カタリナの悲しそうな顔は見たくない。いや、カタリナならきっと立ち直ってくれるはず。
いろいろと考えて言葉を口にできないでいると、カタリナは少しずつ服を脱いでいった。
「あんたは何も考えなくていいわ。あたしが悪いんだから、気にしなくていいのよ。ユーリ、あたしをあんたの物にして……」
そのままカタリナを拒絶できなかったぼくは、カタリナにも溺れていくことになる。
カタリナはずっと媚びるような顔をしていて、強気なカタリナをぼくが殺してしまったかのように感じた。
そのまま、カタリナもぼくたちと色に溺れた生活を送るようになった。
それからの日々はステラさんの家でずっと過ごしていたのだが、ぼくが関係を持つ人がだんだん増えていった。
「ユーリ様、色をお望みでしたらわたくしを求めてくださってもよろしいのに。存分にもてなして差し上げますわ……」
「ユーリ君、私の風は閨でも便利なんだよ。その感触を味わってみたくないかな?」
「ユーリ君、ハーピーがどんな感触なのか知りたくない? わたしが教えてあげるね」
「ユ、ユーリさん。わたしだってユーリさんとずっと一緒に居たいんですっ。わたしも混ぜてくださいっ」
ぼくの知り合いみんなと関係を持つようになって、ステラさんの家でずっとただれた生活を送っていた。
どうやって稼いでいるのか、一切生活に困ることは無いまま堕落した日々を過ごしていくことになって。
ぼくはどこで間違えてしまったのだろう。決まっている。ステラさんの誘惑に勝つべきだったんだ。
罪悪感を抱えながら日々を送ることになったが、それでもぼくは幸せだった。
アクアはステラとしてユーリを誘惑している際に、ユーリが承諾したことに喜びと驚きが混ざったような気分で。
ユーリを堕落させることはきっと楽しいだろうが、ユーリは冒険者の夢を諦めないだろうと考えていたからだ。
だが、ユーリがステラに溺れることを選んだことで、アクアはこの機会を利用してユーリを自分から離さないようにと計画した。
1つ目に、ユーリがアクアの一部に触れることで受ける快感を増すことで、アクアが操っている人とユーリが接するときに逃げることを考えないようにした。
その結果、ユーリはアクアが操るステラの誘惑から全く逃れられなくなった。
2つ目に、アクアとしてユーリを誘惑して結ばれて、カタリナとしてもユーリと関係を持った。
カタリナとしてユーリを溺れさせていると、カタリナの悲鳴のような声が聞こえた気がしたアクアは、ユーリのいない所でいったんカタリナを解放した。
そしてカタリナと問答をしていたアクアだったが、ユーリと行為をする時だけでも解放してほしいとカタリナに懇願されて、カタリナに体を返すことにした。
それからというもの、カタリナは必死でユーリの興味を自分に向けようとユーリに対して積極的に媚びていった。
そんな生活を送っていると、サーシャやアリシアたちがユーリの様子を見にやってくる計画を立てていた。
せっかくユーリを自分に縛り付けているのに邪魔をされてはかなわない。
アクアは3人の体を乗っ取って、そのままユーリをさらに堕落させるための道具として使った。
ユーリヤは1人だけ離れたところに居ると違和感を持たれかねないと、ユーリとの距離を縮めさせることに。
だが、アクアの考えていない副産物として、他の人間を操っている時よりもユーリヤとしてユーリと触れている時の方が鮮明にユーリを感じる事ができていた。
アクアの五感は未熟だったので、アクアとしてユーリに触れている時よりも人間としてそうする方がユーリを感じられていたのだ。
ユーリヤとして結ばれることで、今までの喜びをさらに上回る事になり、アクアはとても興奮していた。
スライムの特性を生かした遊びをユーリとする喜びがあったから、アクアとしてもユーリとふれあっていたが、そうでなければずっとユーリヤとしてユーリと関係を持っていただろう。
堕落した日々を過ごす中でユーリはアクアから離れることなどまるで考えられなくなっていて、アクアは永遠にユーリをステラの家という監獄に閉じ込めておくことに決めた。
カタリナも一緒に過ごせる日々がやってきたので、アクアは毎日を楽しんでいた。
ユーリはこれからもずっとアクアから離れることはできないだろう。




