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(三)-2

 まさか真紀が犯人なの? なぜこれから結婚して幸せになる人間が……。そんなわけあるはずないじゃない!

 私は真紀たちの方へ駆け寄った。

「真紀! あなたじゃないんでしょう」

 真紀は私の方を見た。

「ゴメンね。ありがとう」

 真紀はそれだけ言うとうつむいて再び歩き始めた。

 ウソでしょ……? 私は頭をフル回転させて考えてみた。どうしても真紀が犯人だとは思えなかった。一体真紀に何があったのか。

「待ちなさい!」

 不意に背後からみなみの声がした。みなみのそんな大声は訓練のとき以外、聞いたことがなかった。

 振り返ると、みなみは拳銃を手にしていた。署に配備されているニュー南部だった。リボルバーの薬室には、全て弾丸が込められているのが見えた。そしてその銃口は真紀を狙っていた。


(続く)

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