表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[画像付き] 気象観測員『メグミさん』。 地表のほとんどが海に沈んだ近未来の地球で、日々がんばってます。  作者: トウフキヌゴシ
番外編、メグミさんのキットプレーン 蓮月スーパーエイト制作記

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/96

主翼部

「次は主翼だ」

 メグミが言った。

 時間は朝である。


「あれっ、メグミ少尉?」


 後ろから声を掛けられた。

 振り向くと、二人の女性が立っている。


「オリエ少尉とヒビキ少尉」

「新人研修は、お世話になりました」

 日本海軍に入隊して半年。

 新人研修の時に、同じ班になったのだ。


「え、ええ、こちらこそ」

「それで、なにをしているの」

 オリエが、きょろきょろと周りを見回す。


「飛行艇、作ってますっ」

 メグミが元気に答えた。


「んっ、”蓮月スーパーエイト”、海軍が販売してる」

 ヒビキだ。


「そ、そう、頑張ってね」

 オリエが少し引き気味に言った。

 二人は私服だ。

 街に遊びに行くらしい。



「行ってらっしゃい」

 メグミが答えた。


「さて」


 クレーンだ。

 左右に分かれた主翼を繋ぎ、フロートの上に乗せる。 

 ボルトで固定した。

 翼の端に支えの台をひく。


「フラップに……」

 取説を片手に、

「操作用のワイヤーっと」

 組み立てていく。


「次は、垂直尾翼だあ」

 左右の翼の真ん中くらいについている。

「ラダーをつけて」


「あなた、まだやってたの?」

「んっ」

 

「あっ」

 もう夕方になっている。

 夢中になって、昼ごはんも食べていない。


「くすっ、仕方ないわねえ」

 オリエが少し笑った。



 ”ホッカモット亭”


 日本軍が、日本食の保存を目的に経営している、弁当屋チェーン。

 量も多くて値段も手ごろ。

 チキン南蛮が美味しい。

 過去にあった弁当屋とは無関係である。



「はいっ」

「チキン南蛮でよかった?」 

 オリエが弁当を、買って来てくれた。


「大好きっ、ありがとう」


「ふふっ、どういたしまして」


 作りかけの飛行艇の横で、三人が仲良く食べた。


「今度一緒に飲みに行きましょう」


「うんっ」


 メグミ、オリエ、ヒビキの出会いであった。



メグミさん、日本海軍に入りたて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ