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[画像付き] 気象観測員『メグミさん』。 地表のほとんどが海に沈んだ近未来の地球で、日々がんばってます。  作者: トウフキヌゴシ
第二章

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第64話、突入前

 ”水無月”はスーパーハリケーンの近くについた。

 ”網走”所属のMI224,スーパーハインド改が三機飛んでいる。

 近くに”網走”もいた。

 観測を続けてくれているのだ。



 ”双胴飛行艦空母型、強制更生施設、網走”

 帝政ソレントが残していた、硬式飛行艦を二艦、横に繋いで飛行甲板と格納庫をつけたもの。

 さらに、ソレント製の真空管コンピューターを改良し、現代でも使えるようにしている。

 真空管から、オレンジ色の温かい光を出しながら計算している事だろう。

 まさに、日本の魔改造の極致である。

 強制更生というよりは、無制限の慈善活動をしているようである。


 

「ありがとうございます」

「母艦もしばらくすると来ますので、スーパーハリケーンから退避を」


「ふんっ、少しは役に立てたかしらっ」

「せいぜいあがくといいわっ」


「「「何かあったらすぐ言いなさいっ」」」


 ”網走”が下がっていった。


 少し離れた所に、真っ黒い、巨大な柱のようなスーパーハリケーンがある。


「吞竜を待ちましょう」


「はいっ」

 

 ”水無月”を着水させた。



 その日の昼過ぎには、”吞竜”は現地に着いた。


 ドパアアアアン


 少し離れた所に飛び出してくる。


 一番機を素早く回収した。


「避難潜水深度まで潜航」

 これで、スーパーハリケーンの悪天候の影響はほぼ受けない。


「観測用ソノブイ、放出」

 ”満月”のレドームをもとにした、ソノブイを浮かべる。

 二本のワイヤーと通信用のケーブルがついている。

 ステルス艦の疑いがあるので、カメラの機能を強化されていた。


「観測用ソノブイ海上に到達」

「画像来ました」

 モニターに海上の映像が出る。


「告げる、こちら艦長」

「これより、スーパーハリケーンに突入する」

「皆も知っているように、スーパーハリケーンは人災の疑いが強い」

「レインメーカーと戦いになる可能性もある」

「各部署、気をひきしめてくれ」

「艦長からは以上だ」


「第一種警戒態勢」

 照明が赤く変わる。


「微速前進」


「スーパーハリケーンに突入っ」


 海上は大きく荒れ始めた。



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