第47話、呑竜再び、第二部
酔鯨級潜水空母、”呑竜”が、レインメーカー捜索作戦”陽だまり(サニーデイズ)”作戦の特務空母の指名された。
◆
酔鯨級潜水空母、”呑竜”特務仕様。
今回の作戦に辺り、軽く改装が行われた。
艦体に、完全収納式のクレーンが増設される。
艦載機
1番機、飛空艇”水無月”H型(複座型)
パイロット:メグミ中尉、ヒイラギ准尉。
2番機、飛空艇”水無月”H型(複座型)
パイロット:サクラギ中尉、イナバ少尉。
3番機、可変翼後退飛行艇、F41シーキャット弐
パイロット:イノダ大尉、コメダ少尉。
4番機、レドーム搭載型、中型水空両用飛行艇、満月
パイロット:オリエ中尉・ヒビキ中尉。
セキワケ、陸軍70式機動甲冑、コンゴウリキシ
ツナトリ(パイロット):キバ軍曹。
コムスビ、陸軍70式機動甲冑、コンゴウリキシ
ツナトリ:ウエダ一等兵。
人型装甲潜水球、ネプチューン(大きいので一機しか乗せられなかった)
パイロット:ササギ中尉。
格納庫も軽改造された。
◆
「アネゴっ」
「アネさん」
「ちょっとぶりだね~」
ブラックオパールで出会った、サクラギとイナバ、整備士のオリガである。
ギリギリで参加が決定した。
イナバの、空戦免許試験の限定解除の結果を、待ったようだ。
”陽だまり”作戦のブリーフィングの後である。
「うん」
「たいした話になってるね~」
「一年くらいを目途に、スーパーハリケーンを追尾、調査するんだっけ」
オリガが腕を組む。
「そう」
「スーパーハリケーンに人災の疑いが出てるんだよ~」
「レインメーカーかい?」
「うん」
「アネさんっ、アネさんっ」
「限定解除取れましたっ」
イナバが腕をブンブンと振る。
「やったね~。おめでとう~」
「メグミ中尉」
ヒイラギが近づいてくる。
「あ、こちらが、一番機のコパイロットのヒイラギ准尉」
「で、あちらが、二番機のコパイロットのイナバ少尉」
「は、初めまして」
「お、おう。初めまして」
二人とも十代半ば。
(初々しいね~)
オリガがニヤニヤと見ていた。
「仲良くしていこうね」
メグミが頷く。
「「はいっ」」
二人は、元気よく答えた。
「メグミさん」
ナンバが近づいてくる。
「あ、ナンバ君」
少し顔を赤く染めた。
(しばらく一緒にいれるな)
(しばらく一緒にいれるね)
二人は見つめ合った。
「ハイハイ、向こうに行こうね~」
オリガが、イナバとヒイラギを引っ張って行く。
行った先には、
「キバ様っっ、キバ様ですわっっ」
キバの頭一つ分、背が高い白人美女が、金髪ドリルを派手に翻しながら突撃している。
フランソワーズ・オリガミである。
「お、おう」
キバのイワオのような表情が、一瞬緩んだのを、横にいたウエダは見逃さなかった。
超お友達人事の”呑竜”ではあるが、男女の出会いの場を提供するのも、日本軍の重要な役割なのである。
”安全な場所で、健全な男女交際を”
日本軍の今月の標語だ。
先月は
”産めよ、増やせよ、海に満ちよ”
だったのは余談である。




