赤信号が続く
前回の続き。
由美は愛用の軽自動車で、職場の忘年会から帰宅する途中だった。
会場の飲食店から家までには、いくつかの交差点が。
その夜に限ってか、運わるくというか、
なぜか赤信号ばかり。
急いでいるからと言って、信号無視で進むことはできない。
何度目かの停車で、由美はもう限界になった。
「どうしよう・・」
途中でコースを変更して、公営の有料駐車場に入った。
ここにはトイレがある。
だが・・
手前のほうはほとんど満車で、空いていたのは奥のほう。
クルマから急いで降りたが、もうがまんできなかった。
由美はすばやく回りを見て、誰もいないことを確かめてから、
隣のワンボックスカーの後ろにしゃがんだ。
途中で尿パッドに少しずつちびっていて、
ショーツをおろしてヒップを出したとたんに・・
ジョォ~
・・
・・
・・
・・
いつもより長い時間、かなりの勢いで、おしっこが噴射された。
ようやく排尿が済み、陰部から伝ったおしっこが
ヒップからポタポタと落ちた。
日中より暗い中だったが、おしっこが地面にかなり広がっていた。
本来は陰部をティッシュで拭くところだが、
誰かが来ると見られるかもしれないので、
そのまま急いでショーツを上げてクルマに。
「はあ~ ぎりぎり・・」
この駐車場は、停める時間の長短にかかわらず、
料金は一律100円。
由美はクルマを発進させ、ゲート脇の精算機に100円玉を入れた。
後は家まで10分ちょっと。
もう大丈夫かと思った。
ところが・・
そう甘くはなかった。
(続く)