武器強化
「…寝てたな。この砂温かいから気持ち良い」
気付いたら朝になっていた。週末までは後1日時間があるので、気ままに武器をつくると決めて何を作るか考える。
「んー…ミランダさん用に武器作るって言ったからな…地下で見付けた鉱石の性能も気になるし…作成」
赤、黄、白、黒の宝石と地下鉱脈で見付けたオリハタイト、魔銀結晶、ムーンナックルを合成。細剣なので割と早く出来た。
≪星剣・メティオールブレイド、ランクS+、星剣に選ばれし者レベル250、攻撃3500、魔法攻撃3500、メティオール使用可能・星剣技・ホシールド≫
「もう職業がインフレしてザックリだなぁ…最後のホシールドって星の盾の事だよな…マジでダサいぞ」
一応ホークアイ用の武器も作っておく。来週あたりにSGドラゴンで帝都に行って殴りに行くので、その時に渡す予定。
ダンジョンで見付けた霊刀・夜叉鬼をベースに、青色の宝石、オリハタイト、魔金結晶を合成。
≪羅刹刀・青夜叉、ランクS+、羅刹レベル250、攻撃3722、夜間攻撃力倍加・火光属性特攻・羅刹≫
「ホークのはこんなもんか…正直こんな武器でもクラス7と闘える位なんだよなぁ…クラス8と闘える様な武器を作らなきゃ」
大地の宝珠、海の宝珠、嵐の宝珠、火炎の宝珠を並べてみる。特に何も起こらなかったので金剛結晶、魔銀結晶、魔金結晶、マギクマタイトを合成。
≪創造剣・ザ・ワールド、ランクーー、ーーー、ーーー、ーーー≫
「これ持ってれば赤青黄緑色の属性を吸収出来る…爆竜の戦斧を強化出来るな。よっしゃ!」
普通の属性吸収でも火傷を負う爆竜武装。四大宝珠を使っているお蔭で、創造剣なら爆竜以上でも余裕に感じた。
爆竜の戦斧をベースに、赤色宝石、古代魔法・煉獄火炎、マギマタイト、魔銀結晶、魔金結晶を合成。
≪爆斧・煉獄竜、ランクーー、ーーー、ーーー、ーーー≫
「大分強くなったなー。効果は…赤色属性の魔物にも効果がある炎ってどんな炎?まぁいいか…後、使わない魔武器はどうするかなー。剣の方がバレットベルトに入れやすいけど…」
黒召槍・エビルトルメンタ、嵐槍ヴォルテックス・ストームは使う気がしない。とりあえず保留にして、百連バレットベルトに差しておく。
メイン武器の強化を始める。聖銃・アトリビュート・フォースイーグルをベースにマギマタイト、オリハタイト、魔銀結晶、魔金結晶を合成。
≪異聖銃・夢元の鷲、ランクーー、ーーー、ーーー、ーーー≫
「むげんのわし?随分名前が変わったな…見た目は少しキラキラしてるだけなのに…お次は呪怨砲」
呪怨砲にマギマタイト、オリハタイト、魔銀結晶、魔金結晶、ブラッドジュエリー、古代魔法・遠隔呪法を合成。
≪呪怨砲・地獄を見せてやる、ランクーー、地獄の門番レベル943、攻撃0、死属性・強制状態異常・強制ステータス0・呪々・ーー≫
「ランクが高いのに鑑定が解るのはなんでだ?…なに?見て欲しいって?まぁ解るなら良いんだけど…」
頭におっさんの声が響いた気がしたが、深く考えない様にする。
最後に左手の強化。幸運の義手にオリハタイト、マギマタイト、魔銀結晶、魔金結晶、
≪幸運の魔手、ランクーー、羅漢レベル150、攻撃3050、魔壊・不壊・幸運上昇(大)≫
「うーん…あとは…百連バレットベルトに魔武器か強い武器を百個入れたら面白いかな?メイン武器以外…雷光剣と白雪杖も入れるとして、残りは96か」
武器を一々小型化するのは面倒なので、もう魔武器を入れてしまおうという考えだが、他の者が見たらなんと勿体無いと言われるであろう行為。
ダンジョンの奥で見付けた剛槍・ダイナソーエッジをベースに合成する。
≪竜槍・ダイナソア、ランクS-、竜騎士レベル150、攻撃3000、剛腕・竜特攻≫
「これで5個…まだまだ行こう」
妖精の弓、名も無き王の冠、宝石のナイフ、魔銀結晶、魔金結晶を合成。
「妖精王の弓、ランクS、妖精王レベル180、攻撃2960、魔力攻撃2960、魅了・睡眠・妖精化」
「妖精化?俺が妖精になったら見た人が砕け散るな。これで6個」
殺弓・カルネージシューターをベースに魔銀結晶、魔金結晶を合成。
≪虐殺弓・デスカルネージ、ランクS+、虐殺弓士レベル180、攻撃2960、死属性・即死付与・即死無効≫
「まだまだ鉱石あるからなぁ…これで7個。なんか疲れて来た…次で最後」
罠解除の腕輪と金色宝箱、ラッキーキャッチャー、魔銀結晶、魔金結晶を合成。
≪トレジャーサーチ、ランクS+、攻撃1、罠解除・お宝発見・隠し通路発見≫
集中力が切れたので、武器の作成を終える。
気分転換に地下へ。
「そういや、破壊の鉄鎚が無いから採掘が遅いんだよなぁ…あっ、破壊神剣で斬れば良いか」
ヘタな採掘武器よりも効果があるので、破壊神剣でスパスパ斬っていく。硬い鉱石も豆腐を切るぐらい滑らかに斬れた。
ある程度採掘したら、既に夜の時間。宿に行って寝るかと、地上に上がりSGドラゴンのハッチを開けて乗り込む。
中は縦に2人乗れるコックピット。先頭の席に座ると目の前にモニターがあり、ドラゴンの視点が映し出された。
「我ながらオーバースペックな乗り物を作ったものだ…絶対魔物の襲撃だと思われるし…偽装の宝珠を合成して背景と同化させるか。合成」
偽装の宝珠を合成。操作は思念で出来るので、飛べと念じそのまま飛び立たせる。
「マッハ0.8くらい出るかな?気候が違うからなんとも言えないけど」
様子を伺うドラゴン達を呑気に眺めながら、SGドラゴンを発進させた。