表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

その先には

俺は、どうなった。

そうだ、スライムに立ち向かおうとして、それで

ブクブク

足元から泡が経つ

ああ、そうかとジェシカーは悟る。

ここはスライムの中だ。


ブクブク

これは何とも言い難い感覚だ。

気持ち悪さはない。水の中でふわふわ浮いているが呼吸はできる。そんな感じだ。

どんな感じだ!おかしいだろと思うがそうなんだ。そうなっている。現実がそうなっているんだ。それを変えることは出来るが今は今だ。今はこうなんだ。

落ち着いてきたか?そう、やることは一つだ。常にな。

シュトルムテーラーを手に取り、こいつを吸い取る。


ニュルルルルン


あっあいつシュトルムテーラーもってやがる!今手元になかったら使えねーじゃねえかくそが!

万事休す。体をじたばた動かしてもぽよんぽよんとなるばかり。

ああこれ、俺死ぬのかな

あーー死んじゃうのか俺。あー短い人生だったなあ。思い返してもそれほど思い返す人生もないなあ。なんとなく学院に通いとりあえず勉強して卒業、その後仕事に就き仕事をやってるだけの毎日。

何がいけなかったんだろうなあ。もっと外に出るべきだったかなあ。もっと、もっとがでてくる。

もっと、もっと、もっとと考えるうちに意識が薄くなる。

ああもうここまでなんだなあ、最後がこれか、ふふ、何も言うことがない人生だった。


体が溶けていく

ぐずぐずになって

彼の体は跡形もなくなった。

そう、思念を残して


「生きてんだよなー俺」

「そんな簡単に死ぬわけないじゃん」


「まあ体はスライムだけどなw」


頭脳は人間、体はスライム、その名もステインジェシカー!

爆誕しました。どうなるんでしょうねこれは

話は続いていきます。

まあまずやることはスライムの家に行くこと。家というか集合体みたいなやつだけど。

そこで王と話せたら良かったのですが王すらいない、会話もできない存在でした。どんだけスライムなんだこいつ。

なのでまずはスライムを招集。みんなで上の町を襲います。

号令をかければあら不思議。みんな一斉に動き出します。どうやら指揮をできる人がいなかったようですね。指示は理解できるので指示する頭がいなかったと。それをステインジェシカーがやってるわけですよ。

で、目的はサドンドの街。一斉に攻撃をかけます。街は大混乱。街のありとあらゆる人をスライムで溶かしていきます。さて、ひと段落ついたところで。町は静かになりました。

そう、制圧に完了したのです。

「ふう、まずは一仕事お疲れ様」

「ああ、だが俺はまだこんなのでは終わらない」

「いずれ全世界をスライムで埋め尽くしてやるさ」

「いくぞおお」

「おおおおおおおお!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ