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高校演劇。3年間。  作者: かこね
1/1

1年生のわたし。

ほとんど説明のようになってしまっています。

きっと読みにくいです。


私は。それでも。

気付いたら剣道を始めてて竹刀を振ってた。


気付いたら、剣道が大好きだった。


気付いたら、将来の夢は警察官だった。

しかも、白バイ隊員。


でも、、、気付いたら、剣道が嫌いだった。


気付いたら、将来の夢はなくなってた。


気付いたらっ…空っぽだった。。。



中学3年生。進路を決めなければならなかった。

私には夢も好きなものもなかった。だから、どこの高校に行けばいいかわからなかった。

兄は小6くらいからぐれた。でも、高校には通ってる。

弟は剣道が好きで強かった。

私には何もなかった。

でも、成績は兄弟で1番良くて、テストの点数も良かった。だから、担任の先生は私に、近くの普通科高校を勧めた。

私には何が正解かわからなかった。先生が言うから。お母さんが言うから。だからその学校を選んだ。

私はその高校に合格した。


本当はココロがぐちゃぐちゃだった。

でも誰にも相談できなかったし、なんか、嫌われそうで、隠してみんなと接した。


入学した。それでも私のココロはぐちゃぐちゃだった。

クラスには同じ中学だった子がちらほらいた。でも話すことはできなかった。

仲良しだった子はみんな違う学校だった。クラスで話せる子はいなかった。


1年生はみんな部活に入部しなければならなかった。でも、今まで剣道しかしたことのない私は剣道しかないと思った。でも、剣道はもうやりたくなかった。

たまたま、小学生からちょくちょく話すあーちゃんが話しかけてきた。(あーちゃんとは違うクラスだった。)あーちゃんの将来の夢は声優だ。だから、演劇部に入るらしい。私は便乗した。


私は演劇部に入部した。

主な活動場所は緞帳が降ろされているステージ。装置は外の倉庫前だった。

見学してた時より、人間関係がギスギスしてた。3年生の先輩はとても厳しかった。2年生の先輩は、ほとんど見たことがなかった。(3年生のインパクトが強かったせいかもしれない。)

私は舞台に立ちたかったわけじゃないから、装置を作る部署にはいった。あーちゃんも一緒だった。

装置には、私とあーちゃんを含めて1年生が5人と、2年生が2人と、3年生が…何人いたかわからないけど、私は1人の先輩しか見たことがなかった。

1年生は女子が私とあーちゃんと、みーこと、きみぽんの4人で、男子はかいと君だけだった。

先輩が怖かったから、仕事はすぐ覚えたし、早く終わらせようと努力した。

忙しかったけど、中3から続いてるココロがぐちゃぐちゃした感じは、ずっと取れなかった。


あーちゃんとかいと君は将来の夢が同じ声優だったので、話がとても合うみたいだった。

あーちゃんとかいと君は不器用だったから、ほとんど私とみーこときみぽんで作った。(先輩は人数が少なくて、手が回らないみたいだった。)


あーちゃんとかいと君。不器用なりに掃除とかしてくれれば良かったのに。ずっと喋ってたり、どこか行ったりしてて、だんだん腹が立ってきた。

それでも、3人で協力してパネルを作った。出来上がったパネルはとても不格好だった。でも、どうしようもなかった。


キャストの3年生の先輩は、ずっとピリピリしてて、パネルの出来を見てとても怒っていた。

私は、先輩が手伝ってくれれば良かったのに。あーちゃんとかいと君なんで知らん顔してるんだろう。ムカつく。なんで頑張ったのに、私たちはこんなに責められるんだろう。あー、ムカつく。もう無理だ。


我慢の限界。


私は、あーちゃんとかいと君に文句を言った。

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