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アヤカシダノミ、カミサマダヨリ。

作者:月雲 燎
 赤に黄色に茶色の葉っぱ、歩くと音が鳴る玉石の路、僕を見下ろす朱色の鳥居、大きな鈴に賽銭箱。
それが僕の世界の全て。
 たまに来る人たちと話をして、婆ちゃんの手伝いをして、同じ日々を繰り返す。
そんな日常がずっと続くんだと思っていた。

 あの日、君に出会うまでは。
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