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第4話 創られた世界

 ドアを開けた先に広がっていたのは学校の教室ぐらいの広さの部屋だった。床は石畳のようなもので出来ていて、何か煙みたいなものが出ているみたい。触ろうとしたら……手をすり抜けた。手に沿って煙が流れたのかとも思ったけど違うみたい。取り敢えず今は早くここから脱出しなきゃ。


 そう思って周りを見渡してみたのは良いもののこの部屋に入ってきた所以外に出入り口らしきものはどこにも無い。どうしようか悩んでいても良い案が全く思いつきそうにも無いし、さっきあった水晶に試しに触ってみるのもありかな。ものは試し、やってみよう!


 そう思ってさっき部屋に戻ると水晶は相も変わらず浮いていた。どんな仕組みなのかは分からないけど素直に凄い技術だよね、これ。何か近未来的な技術がふんだんに使われてる気がする。……はっ、感心してる場合じゃない、取り敢えず触ってみよう。そう思って軽く触れてみる。


『何か御用ですか?マスター。』


「ここからはどうやって出れる?」


 駄目元で取り敢えず聞いてみたけど多分分かんないだろうなぁ……。


『メニューから、ダンジョン外転移を選択してください。ダンジョン内に居ない時は、視界の隅に表示されるバナーに意識を集中させたらメニューを開けます。』


 転移って事は薄々感じては居たけどやっぱりここは日本じゃないみたい。しかも地球ですらない、別の世界。このまま出て、本当に大丈夫なのかな?魔物とか魔獣とか危険がいっぱいありそうで本当は結構怖いんだけど……。

 けどここから出ない事には何も始まらないし、空腹で死んじゃったら元も子も無いよね。……よし、やってみよう!

 メニューを開いて……あったあった。これをタッチしてみる。

 すると、目の前の景色が一気に変化してはっと気がついた時には何も無い草原に出ていた。

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