何故、人を殺してはならないのですか?
これは私の個人的な意見です。
今まで考えていた事を文章にしたモノです。批判はご遠慮ください。
今回は、私の日常に疑問について考えてみたいと思います。一人語りですので、あまり気にしないでくださいね。
テレビニュースや新聞をみてみると、必ずと言っても過言ではないほど何かしらの事件が掲載されています。強盗、窃盗、暴行、そしてーー殺人。報道されるニュースは刑事事件がほとんどですね。
私は幼い頃から、警察官になりたいと思っています。それは今までもこれからも変わる事はないでしょう。でもそんな日々の中、私にはある疑問が浮かびました。
タイトル通り、
「何故、人を殺してはならないのですか?」
という疑問。純粋な、素朴な疑問です。
学校の先生や家族、友人などと聞いてみましたが、それに正確に明確に答えられる人はいませんでした。
しかし一つ共通している事がありました。それはほとんどの人が、「人間の命は尊いから」と言った事です。勿論、他の意見を持っている方も大勢いるでしょうが。
さて、此処で、本代とは少し外れて、あがった一つの疑問について考えてみます。
「何故、人の命は尊いのですか?」
という疑問。
人の命は地球よりも重い、という意見もあるようです。しかし、それは個人の見解にすぎません。こうやって私が一人で語っている事も、個人の意見にすぎないのです。人はどうやってこの世に誕生したのかだとか、宇宙人はいるのかだとか、そんな疑問と同じなのでしょう。
今から私の個人的な見解を述べますね。
人の命というのは、やはりその人その人によって異なると思います。あの人は10円。あの人は562円。みたいな、人間のよう「命の尊さ」は、個人個人で異なると思います。
此処で一つ、貴方にクイズです。
某国が、二人の日本人を拉致したとします。
一人は善良な一般人。そしてもう一人は何十人もの人を殺してきた、殺人鬼です。
某国は日本に、5億円を出せば何方か選んだ方を解放すると言ってきました。
貴方はその生きる人間を決める人間です。必ず決断を下さねばなりません。さて、貴方は一般人と殺人鬼。何方を選びますか?
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私は、この質問をたくさんの人に行いました。そしてその中で、「殺人鬼」を選んだ人間は一人もいなかったのです。
必ず決断しなければならない状況で、皆「一般人」を選んだのです。
さて、
「それは何故ですか?」
と問うと、彼らは言います。
「一般人は何の罪もない人だから。殺人鬼は殺されても仕方ない」
ほとんど人がそう思うと私は思います。私もこんな状態だったら、確実に「一般人」を選びます。
少し話はそれるかもしれませんが、「死刑」というモノに反対する方々がいます。私は、死刑反対の方にもこの質問をしてみました。その人は、最終的に決断をする事が出来ませんでした。何故かと問えば、「命の重さは皆同じ」だからと答える。
この通り、人によって命の重さは異なります。
人の命は皆平等という人もいれば、人の命を奪った人間は殺されても良いいう人だっています。人の価値観は計り知れず、最終的に正しい答えを求める事はできませんでした。
否、求めるべきではないのかもしれないですね。
本題に戻る前に、もう一度別視点で私は「命の尊さ」について考えてみました。
私が父に本題の「何故、人を殺してはならないのですか?」を投げかけてみました。すると彼はこう答えました。
「じゃあリリィ(作者)は、もし俺が殺されたらどう思う? 悲しいだろう? 殺した人間が憎いだろう? だから人殺しはいけないんだよ」
その後、私は何も言いませんでした。しかしその答えで、私の頭には再びある疑問が浮かびました。
皆さんは、お肉を食べた事がありますか? ほとんどの方が食べた事があると思います。さて、その動物たちは殺される刹那、どう思うのでしょうか。自分の頭上でナイフを振り上げる人間が、さぞ憎いでしょう。殺されるのが怖くて、泣いてしまう動物さえ存在します。
「いただきます」と言って食べているから大丈夫、と言う方もいますが、それなら私は人を殺す時に「(お命を)いただきます」と言います。それならば、許されるんですよね?
と、少々本音が出てしまいましたが、撤回するつもりは全くありません。感じ方は個人次第ですからね。
動物だって、仲間が殺されたら悲しいです。進化した人類と同じように彼らもまた、そのはずです。動物の気持ちは私には分かりません。でも同じ命を持つモノとして、喜怒哀楽は当然のモノだと思います。
確かにこの世は弱肉強食ですが、それならば同族を殺しても構わないんじゃないかと時々思います。日常的に殺人の衝動にかられるわけではありませんが、無性に人を傷つけたくなる事はあります。
仲間を殺す、家族を殺す動物だっているのに、なんで人間はダメなんだろうと思います。その問いを先生に投げかけると、彼は答えました。
「そりゃあ、社会的にダメなんだろうよ。もし法律だとか処罰とかがなかったら、犯罪や殺人なんて全て当たり前になるんだろうな」
と。まぁ正論ですね。引きつった笑みを浮かべるしかありませんでした。
まったく、その通りなのです。もし日本に「銃刀法」というモノがなかったら、アメリカ等と同じく拳銃の乱射が日常的になるかもしれません。それは治安を守る上で、最も避けたい事だと思われます。しかしそんな外国でも、殺人は犯罪です。先生の言った通り、法律や社会があるからこそ「殺人=悪」という観念があるのだと思います。
もしそんなモノがなければ、私は本能の赴くままに人を殺しているでしょう。傷つけているでしょう。それが許される事ならば。
最終的に、本題の結論は出ませんでした。ただ、新たな疑問が生まれただけ。
まぁしかし、人によって感じ方や考えは様々ですね。いろんな人に聞いて、私はとても楽しかったです。個人的に満足ができていないので、今後も様々な年齢層や職業の人に聞いてみようと思います。
皆さんは、どう思われましたか?




