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レジェンディア4

騎士団団長のロイは帝国の動きに頭を悩ませていた。

しかしついに帝国が騎士団の国境でも怪しい動きを始める。


シュウ達は食彩の都に到着。新たな出会いも!?

〜南〜聖堂騎士団本部

青い騎士団服に身を包み男は城壁の上から遠くの巨大な帝国城を見つめていた。

「帝国がランドマークを襲撃した模様です」

騎士団員の一人が焦った表情で現れた。

「襲撃だと!ばかな」

「撃退に成功したようですが被害は大きいようです」

男は舌打ちをし、早歩きで礼拝堂に向かった。

男の名はロイ。かつてランドマークで剣聖と呼ばれた男の一人である。腰の細い長剣を巧みに扱った剣術はかなりの腕である。

礼拝堂で頭を抱えるロイのもとに一人の騎士団員が報告に来た。

「団長。放った(スパイ)から連絡が入りました」「なんだ?シゲル」

「国境付近で帝国の軍隊が怪しい動きをしている模様です」

シゲルと呼ばれた青年は報告を終わると礼拝堂の精霊像に一礼をし、礼拝堂を出て行こうとした時だった。

「帝国だっ!帝国が攻めてきました!」

「くっ!直ちに迎撃準備」「了解!」


シュウ達はランドマークから南の町、ベイクドシティに来ていた。

「すごーい!ランドマークに負けない都会だぁ」 シュウは子供のようにはしゃいで喜んでいた。

「飲食店がすごいな」

ラナスはマルフと屋台に並んだ食べ物を買って食べ歩いている。

「ここは別名食彩の都と呼ばれてますからね」

「だからこんなにうまいもんがあるのか」

レックスはブレイクと共に巨大なジョッキでビールを飲みながら歩き回っていた。

「金使いすぎんなよ!」

レックスはラナスの注意をよそに飲み続けていた。

町には巨大な大剣を担いでる者や大掛かりな弓を背負ってる者などいわゆるハンターが沢山いる。食彩の都と呼ばれるだけあって様々な食材が集まるのだが、中には巨大なモンスターの肉や見つけるのが困難な食材もあるため狩猟組合が調達を請け負っているのだ。


ラナスは必要な食糧を買い足し町を出ようとした時だった。

「俺を雇わねぇか?」

声の主は背中に幅広の片刃の刀を担いだ男だった。

「どうだ?お前さんたちがどこに行くか知らねえがハンターが一人いても悪くねえだろ」

「帝国のスパイの可能性も否定できないのでね、せっかくだが同行は断らせてもらおう」

「帝国のスパイだと!ふざけんな!」

いきなり怒り出した男に一行はすくみ上がった。「す、すまない」

「お前らについて行けば帝国と一戦まじえそうだな。いやでも同行させてもらうぜ」

そう言ってシュウの後ろについた。

「俺はジュナスだ。よろしくな」

「シュウです。よろしく」不思議とシュウはジュナスの事を怪しいとは思わなかった。

「騎士団の本部までもうちょっとだ。急ぐぞ」

シュウ達はもうすぐ騎士団の領土に入ろうとしていた。



〜騎士団本部〜

騎士団の城壁は魔装砲で破られ敵が侵入してきた。

「ふんっ」

ロイは28歳でまだまだ剣に衰えはなく、一人二人と敵を斬り倒していった。

「敵の侵入を防げ!とにかく撃退しろっ!」

騎士団は剣術のエキスパートが集まってるので一人で一般兵士5人分の力があると言われている。しかし帝国の強力な兵器と大軍の前に八方塞がりの状態になっていた。

ついに帝国は魔装砲の照準を城門に合わせた。「発射!」

城門が轟音と共に崩れ落ちた。

「いい音だねぇ」

笑いながら村正が崩れていく城門を見つめた。

「全軍攻撃開始しなぁ」

合図と共に大軍が騎士団本部に侵入を開始した。

帝国相手に絶体絶命の騎士団に勝ち目はあるのか?

そしてシュウ達は間に合うのか!?

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