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レジェンディア3

ついに仲間と共に旅立ちの時が来た。

行き先は南の聖堂騎士団の領土。シュウ達の旅路はどうなるのか?

ガンダルフに促されて入った部屋にシュウは座り部屋中をひと通り見回した。部屋にはガンダルフとグランバルトの他に、少し大きなだんびらを持った剣士。身の丈ほどの大きな斧を肩に担ぐ戦士。かなり大きめのサイズの鎚を持った戦士が座っていた。

「さて、一人まだ来ておらんが会議を始める。」 グランバルトはそう言って部屋に集まった者一人一人目を合わせた。

「会議って何の話っすか?」

斧を持った男が言った。「おぬしらにはある任務を与える。今日はそれについての説明じゃ」

「任務か」

男は落ち着かない素振りでグランバルトの言葉を待った。

「南に向けて旅立ち、聖堂騎士団のロイという男にこの危機を知らせるのが諸君らの任務だ」

「ロイって……あの騎士団団長のロイ様ですか?」「その通りじゃ。彼は元々ランドマークの指揮官の一人じゃったからの」 驚きを隠せないシュウの質問にガンダルフが笑いながら答えた。


次の日。すでに用意を終えていた4人は、昨日の会議にこなかった一人を待っていた。

「そういや自己紹介がまだだったな」

だんびらを腰に下げた男が言いだした。

「そうだったな!じいさんたちは慌てんぼうだぜ。一番大事な事忘れてるんだからよ」

斧を持った男が声を張り上げながら言った。

「口に気をつけろよレックス。どうなっても知らないぞ」

鎚にもたれながら男は言った。

「うるせーや」

レックスと呼ばれた男は笑いながら斧を肩に背負った。

「悪いなシュウ。君の事はガンダルフから聞いているよ。俺はラナス。普通にラナスって呼んでくれ。あっちの斧を持ってるやつがレックス。それからあのハンマー持ってるのがブレイクだ」

ラナスは二人のふざけ合いに呆れながら言った。「これからよろしくお願いします」

「おうよ!」

レックスが大声で答え、ブレイクの説教から逃げ回っている。

「遅れてすみません」

頭にターバンを巻いた男が横に現れた。

「あんたが会議に来なかった一人?」

「はい。すいません。用意で立て込んでたもので……」

「まぁいいや。名前は?」「マルフといいます。ガンダルフの弟子です」

「そうか。その杖は魔法使いってワケだ。……おーいお前ら置いてくぞ!出発だ!」

シュウ達は城門を出た。5人と馬一頭での旅になり、馬は荷物を積んで引いて歩いた。荷物には保存が効く食料、水、野宿用のテント、一晩分の薪(薪はいたるところで調達可能なので、あくまで予備)火種などが主である。

始めは街道沿いに歩き、国境から出るあたりで街道を外れた。夜は火を焚き、野宿をした。

「あの……一つ聞きたいんですけど」

「お兄さんの事か?」

シュウの問いにラナスは何が聞きたいのかすぐに悟った。

「はい。ずっと守備隊で過ごしていたのでしばらく会っていなかったんです」

「シュウのお兄さんは……行方不明になってるんだ」

ラナスは黙り込んだ。

「そうだったんだ……」

「五年くらい前じゃなかったか?」

レックスはそう言って焚き火で焼きあがった肉を口に入れた。

「お前の兄さんはかつてのロイ将軍と並んで強かったからな」

「そのうち会えるよシュウ君」

マルフが優しく言った。直後、背後から唸り声が聞こえた。

「おいおい……ダークウルフだ」

暗闇から黒い狼が群れで現れた。

「ガルルルルッ!」

唸り声を上げてダークウルフは襲いかかってきた。

「うりゃあ!」

レックスがとっさに手元の斧でなぎはらった。

「構えろっ」

ラナスがダークウルフの喉に剣を突き立てた。

マルフは剣と杖で応戦した。

「みんな時間をかせいでくれ!」

「何するつもりだ!?」

マルフに向かってレックスが叫んだ。

「ダークウルフは夜行性だから光が苦手だ。今なら焚き火が光源になるから光を魔法で出せる!」 そう言ってマルフは意識を集中した。

「くそっ。数が多すぎだ」シュウは迫りくるダークウルフんを剣で斬りつけながらラナスと並んだ。「まだか?」

ブレイクが二匹のウルフを叩き潰して訪ねた。

「行けるっ」

その瞬間マルフの杖から強い光が溢れだし、ダークウルフを照らし出した。小さく唸り声を上げてダークウルフは森に逃げていった。

「なんとかなったか」

ラナスはホッとして座り込んだ。


その頃帝国では軍隊が南を目指して進軍を始めていた。

ダークウルフを撃退し一安心のシュウ達。

しかし同時刻に帝国が動き出した!行く先は同じく南。どうなるのか?

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