レジェンディア18
シュウの魔力にガンダルフは驚愕する!
シュウの実力とは?
〜ランドマーク修行場〜
ガンダルフは目の前の光景に目を疑った。
「……なんと」
シュウも自分のやったことに驚きを隠せない。
「はぁはぁ。俺は一体何を」
ガンダルフは目の前の割れた地面を見て確信した様子だ。
(やはり……素質は本物だったか。兄と同じだ。……しかしあの威力は何だ?修行を始めてわずか半日だと言うのに……) 「シュウ!」
「は、はいっ」
「今のをもう一回撃ってみよ。」
「もう一回って……」
「では剣に魔力は纏えるか?」
シュウは剣に意識を集中させてみた。
「やった……!」
剣に白いオーラが纏い始めた。
「かかってきなさい」
「はい。」
シュウは剣を構えてガンダルフへ向かった。
「らぁぁぁぁ!」
剣を打ち込む。しかし、ガンダルフは自分の剣に魔力を纏ってガードした。そのままガンダルフは剣を受け流し、杖で叩きとばした。
(どうやら魔力の威力を上乗せすることは出来るようだの)
「まだまだっ!」
シュウが飛びかかろうとした時、
「ガンダルフ様!」
兵士が飛び込んできた。「どうした?」
「ソーンバルケ様がご帰還されました。」
「む。行くぞシュウ!」
シュウはガンダルフと一緒に城門へ向かった。
「ソーンバルケ!」
叫んだガンダルフの目の先には生き残った兵士に抱えられた、傷だらけのソーンバルケだった。
「そんな。」
シュウは絶句した。
「まだ息はあるようじゃ!すぐに医務室へ!」
グランバルトが兵士に指示を出している。
シュウは運ばれていくソーンバルケを見ているしかなった。
(四剣聖の1人だろ……なのに何で……。みんながあぶない!)
シュウは自分の部屋に走って戻った。部屋にあった食料などを袋に詰め、外にいる馬にまたがった。
「シュウ!」
後ろからガンダルフの声がした。
「みんなを助けてきます!」
「お前の修行は…………」そこまでしかシュウには聞こえなかった。
城門を出て、まっすぐ北東に向かった。
「行くぞみんな!」
〜帝国内部〜
「これが帝国なのか!」レックスは驚愕した。
「なんだこれは……」
目の前に広がるのは見渡す限りの機械と鉄管。まるで何かのプラントのようだった。
帝国に向かったシュウ!侵入できるのか?
そして帝国に潜入したラナスの目に入った帝国とは?