表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

レジェンディア17

ラナス達に更なるピンチが訪れる。そこへギリギリ味方が登場!そして、ソーンバルケとフォルテの戦いも激化する!

「走れ走れ走れ!」

ラナス達は敵味方入り乱れての混乱を走り抜けていた。

「おらぁ!」

ラナスは先頭で道を開けようとしている。その時突如敵の陣営が割れた。「あいつらを城門に近づけるなぁ!撃てぇ!」

「しまった!帝国の魔装砲だ!」

ラナス達の位置をまっすぐに三つの魔装砲が狙っている。

「ここまでかよっ!」

その時だった。

「プロテクトウォール!」ラナス達の周りに結界が張られた。

「なんだ?」

レックスが振り返るとマルフが立っている。

「間に合って良かった!」「おせーぞ!」

そう言いつつもラナスの顔には安堵の表情があった。

「このプロテクトウォールなら突破できるはずです!」

張られた結界は魔装砲の砲撃をはじいた。

「よし!行くぞ!」

ラナス達はまた走り始めた。

ソーンバルケとフォルテの戦いは激しさを増し、周りの帝国兵を吹き飛ばしながら戦っていた。「おおぉぉぉぉ!」

ソーンバルケの剣の花びらが四方からフォルテに襲いかかった。

「この程度かっ!」

フォルテは紫色の波動を剣から飛ばして、全て砕いた。

「ソーンバルケ、今のが全力じゃないだろうな」 「何だと!?」

「どうやら全力らしいな。遊びはこれくらいにしとくか。」

「!」

フォルテがもの凄いスピードでソーンバルケの懐に現れた。

「何っ!」

反射的に剣でフォルテの剣をガードしたがもの凄い力だった。

「受けきれねぇっ!」

ソーンバルケは上空に吹っ飛ばされた。

「ぐっ!しまった。」

すると目の前にフォルテの黒い影が現れた。

「この高さを飛んだのか!」

「死ね。ソーンバルケ!」フォルテは剣を持っていない左手に紫色の波動を溜めて放った。

「ぐぁぁぁぁぁ!」

ドォォォォン!!

ソーンバルケは地面に叩きつけられた。

「こんなもんか、ソーンバルケよ。」

「お前……!いつの間にこんな力を……」

「かつて戦った時の俺と同じと思うなよ。五年前の俺とな」

そう言って、フォルテは更に波動で吹き飛ばした。

「がぁぁぁあ!」

ソーンバルケは口から血を吐き、横たわっていた。

「敗者にお似合いの姿だソーンバルケ。」

それを見下ろしてフォルテは笑った。

「終わりだな!死ねよ。」「まだ……だ!」

そう言うと剣を握り直した。

「何だ?」

「行くぞ!剣刃花!」

周りの砕けた剣刃花の破片が巨大化し、一斉にフォルテに向かっていった。

「くそっ!」

フォルテは飛び上がって空を飛び、空中で振り払おうとしていた。

「くそぉぉぉ!」

全方位攻撃を防ぎきれず、フォルテに刃が降り注いだ。

「痛ぇなぁ!」

「まだ無事なのか……!」[フォルテ、戻れ。]

遠くから声が聞こえた。「この声は……ゼロス!」「仕方ねーな。見逃してやるよ!ソーンバルケ!」

「くっ!」

「次会う時がお前の死ぬ時だっ!」

そう言って帝国城のほうに飛んで行った。



〜東の武蔵〜

男は刀を腰につけ、旅の準備をしていた。

「行くのですか?イサム様」

使用人の1人が訪ねた。「しばらく屋敷を開けることになる。ガンダルフがかつての同胞を集めたがっている。行かねばならぬ。……ランドマークへ」

そう言って、男は屋敷を出て行った。

フォルテにかなりのダメージを負ったソーンバルケ。

そしてイサムと呼ばれた男はいったい?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ