レジェンディア14
進軍のがついに始まる。そんな中、シュウはガンダルフとの修行に入ろうとしていた。
「急げ!」
ランドマークの城門前は走り回る兵士達で溢れていた。
「ソーンバルケ、隊列はどうなるんだ?」
「ああ、それなら決まってるさ、ラナス。まず、俺の兵士達でお前らを囲むんだ。当然、突入するから前の方でな。」
「ってことは結構激しい作戦になりそうだな。」 「ああ……」
ソーンバルケの表情には心配の色が見えた。
(成功するといいが……注意すべきは帝国の将軍格の連中だ。奴らが出てくれば全滅の危険もある……)
「ソーンバルケ様。隊列が組み終わりました。」 「よし……行くぞ!」
城門が開き、一斉に兵士達が進軍を始めた。
〜ランドマーク修行場シュウは剣を構えてガンダルフと向き合った。
「いい構えじゃ。」
「修行って何のですか?」「ふむ。今までの敵ならば今のお主の実力で良かったのだ。だが聖堂騎士団本部で戦ったあ奴らが現れた。」
「あ奴らってことは他にもいるんですか?」
ガンダルフは少し間を置いた後、
「ああ、あの他にもたくさんな。」
「そんな!」
「噂だと帝国には20人の将軍がおり、その全てがお主が戦ったレベルかもしくはそれ以上の力の持ち主じゃ。」
シュウは一瞬、あの戦いを思い出し、身震いした。
「じゃがお主にも同じように力を使う才能がある。習得すれば儂やマルフのように戦えるはずじゃ。」
「本当ですか……?」
「ああ。じゃが時間もかけてはいられん。……少々荒治療、荒修行といったところだかやってもらうぞ」
「はい!」
ガンダルフは部屋の真ん中に立ち、シュウの方に向き直った。
「さて…修行のやり方は単純じゃ。」
「なんですか?」
「儂と戦ってもらおうかの。」
そう言ってガンダルフは魔力を周囲に纏い始めた。
「なっ!」
「生半可な戦いするとお主、死ぬぞ。」
ガンダルフの目は本気でシュウを見つめた。
「修行開始じゃ!」
ガンダルフの修行が始まった。シュウはガンダルフ相手にどうするのか?