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レジェンディア10

ジュナスの援護により命拾いしたシュウ。

安心もつかの間、八道ノ北の軍隊が待ち受けていた。

「ジュナス!」

シュウは予期しなかった展開に驚きを隠せなかった。

「ばかな!この高水圧の壁を破っただと!」

「俺の剣は見たとおり特別製だ。そう簡単には折れねーよ」

村正はジュナスと距離をとった。

「こりゃ一旦退くかぁ」

「逃げるのか?」

「退くんだよ。俺が退いて命拾いしたのはお前らだろぉ」

そう言って村正は目に追えないスピードで走り去っていった。

「行ったか……」

ラナスはほっとして座り込んだ。

「まずは手当てをしないと」

マルフはシゲルの傷に治癒魔法をかけた。

「すげぇ……どんな仕組みなんだ?」

シゲルはふさがっていく傷を見て驚いた顔をしている。

「これは自分の魔力と生命エネルギーによって自然治癒力を驚異的に促進しているんだ」

マルフはシゲルの治療を終えてレックスの方に治癒に向かった。

「これからどうしよう?」シュウは座り込んでつぶやいた。剣聖ロイが拉致されてしまい、疲弊していた。

「一旦ランドマークに戻るしかないな」




〜ランドマークと聖堂騎士団領の境目〜


「敵はまだか!」

兵達が苛立ちはじめている。八道ノ北は刀に手を置いて平原のはるか遠くを見つめていた。

「そろそろ来るな……」

八道ノ北は精神を集中させて陣形を描いた。

はるか遠くに六騎の姿が見えた。




〜シュウ達〜

騎士団に馬をもらい、平原を駆けていたシュウ達は、目の前の光景に目を奪われた。

「おいおい。武蔵の軍隊じゃないか」

レックスは斧を持って警戒しながら言う。

「危険だ逃げるぞ!」

ラナスが叫んだ瞬間矢が飛んできて足元に刺さった。

「やっぱり攻撃してきたじゃん!」

「逃げるぞ!」

馬を走らせた。




「全軍攻撃開始!」

八道ノ北が軍隊を進めた。

八道ノ北の軍隊が攻撃を始めた。無事にランドマークに帰る事ができるのか?

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