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第1章1話

初めて物語を書くため、間違った言葉を使用したり、拙い文章であるためご了承ください。

幼少の頃から秀でたことはなかったが周りに合わせることだけは得意だった。

本当の自分を隠し相手の機嫌を損ねないように人と話す。

友人や家族の前でも本音を出さず、もう1人の自分がみんなと喋っている。内側にいる自分の気持ちが本心かどうかもあやふやになっていく

「猫を被った人生」

しかし高校に入り1人の猫によって僕の人生は変わっていく。


 4月、多くの人が人生の転換期となり、心躍る季節。

周りが浮足立つ中僕白銀 (かずら)も新たな環境が自分の人生を変えてくれると期待していた。


(思ってたんと違う)


僕の通う高校は家から1番近い県立学校であり、同じ中学の連中も多く新鮮さは半分だ。

そのせいでクラスで絡むやつも中学からの友達ばっかり。

新しい友達でもできたら自分の本音がだせたりしないかと期待してたけど無理そうだ。


入学して2週間ほど経過し、ある程度クラス内でグループができてくる頃合いだが、1人明らかに浮いてるやつがいた。

彼女の名前は猫山香。

髪は金髪で目は鋭く、いつも眠そうにしていて誰かが話しかけても味気ない返答ばかり。

しかし素行が悪いわけではなく授業はしっかり聞いていて学力もある方だろう。

浮いてると言っても他クラスに友達が2人いてその子達となら喋っている様子を見かける。

自分の世界に必要ないものには興味が無く、関わるなオーラ全開なやつである。

周りから「猫」みたいに自分勝手で能天気なやつと言われている。

容姿がいいから良くも悪くも話題に上がり、噂は尽きない。

噂は本人にも届いてるはずだがたぶん本人は気にしていないのだろう。

そんなところも猫っぽい。


そんな彼女をみてると


「いいなぁ」


声が漏れた。

びっくりした。

喋る時は人と会話を合わせる時でそれ以外は声は出ない。

心の中でぶつぶつ考えることはあるが言葉はでない。

彼女をみてると羨ましいと大きな感情が生まれたのがわかった。


(それから彼女のことを目で追っていた)

 


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