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存在宣言・フラグメント  作者: 仲仁へび
2/12

欠片02 わんこ使い



 俺から見ると、シロとクロは後輩みたいなもんだ。

 だけど、ペットみたいにも見えるんだよな。


 同じ歳くらいなのに、精神年齢がちょっと下っぽいっていうか阿保っぽいっていうか。


俺「おーいシロ、クロ。ちょっと購買までいってきて、アンパン買ってきてくんね!?」

白「おう、分かったぞにーちゃん」

黒「あい、がってんしょーちだいにーちゃん!」


 ばびゅん


俺「うん、相変わらず犬みたいな双子だな」


 ばびゅん


白「かってきたぞにーちゃーん」

黒「ほめてほめて」


俺「はやっ、おーしおしおし、偉いぞお前ら!よくやったな。ほら褒美の酢昆布」

白「わーいあむあむ」

黒「わーいはぐはぐ」


俺「憂い奴め、憂い奴め、なでなでも追加してやろう」

白「わーいあむあむ」

黒「わーいはぐはぐ」


 なでなで


 うーむ。

 俺とこいつらの関係って主従って感じに近いんじゃないかな。

 俺は別に主人でいたいとか思ってないけど。


 彼女もこいつらとは、俺とおんなじ感じで接してるんだよな。


 だから、誰よりもこいつらは彼女の事を知っている。


 仲間に引き入れるなら、こいつらからかな。

 目標はクラス全員、道は遠そうだ。


 俺はそいつらに、とある企みを打ち明けた。


白「おう、分かったぞにーちゃん」

黒「あい、がってんしょーちだいにーちゃん!」

俺「返事早くねぇ? あと軽くね?」


 獣並みの判断力の速さだな。



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