第2回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞 への投稿作品
ぽんこつなのに名探偵
面倒みのいいデカは、ぽんこつとしかいいようかがない探偵と出逢った。
ひょっこり現れては捜査協力しているつもりの探偵ひろし。
邪魔にならない程度に探偵に付き合っているうちに真犯人と遭遇してしまう。
もしかして? ひろしは、名探偵なのか?
と脳裏を過るや刹那、いつも真犯人を逃がしてしまう。
どうやら、ひろしは、真犯人と認識していないようだ。
毎回ぽんこつ探偵に絶句するのだった。
とは言え、真犯人に出くわす才能は、捨て置くことが出来なかった。