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デレたい幼馴染  作者: 憂鬱さん
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全てを見通す妹

前話は少し主人公の目線っぽい感じでしたが今話は客観的?な感じにしました。(できているかは分かりませんけれども)

ただ客観的なところの間に主人公の思っている事が割り込んできている感じになっているような………

……え?俺にキレられる理由あった?

けどまぁ、とりあえずアイツがなんで居たのかは知らんけどカバンがここに置きっぱなしになっているし呼び戻そう。

──とベッドから出て立とうしてみると

「うっ………」

軽い立ちくらみと頭痛、怠さに襲われた。

体調が悪く、思うように体が動かなくて自分の体の事なのに軽く驚いてしまうくらいだった。

「………このカバンどうしよう………」

丹里を呼べる声量も今は出そうにない。

どうするべきか分からずに呆けていると──

──ただいま~

階下から声が聞こえてきた。この声は恐らく………

──あ!丹里!居たの!?って無視しないで~

さらに何か聞こえてきた。

この家でアイツを呼び捨てするのは妹──天乃くらいだ。天乃は丹里と仲が良い……らしい。

というかもう天乃が帰ってくる時間なのかとか思っていたらドアがガチャリと開いた。

「兄ちゃん風邪大丈夫~?」

いつもより優しさが籠っていそうな声色で天乃が言ってきた。普段からして欲しい気遣いだなぁ…

「いや………だいぶ良くはなったかな………」

「熱は?」

「いや……計ってないけど多分もう大丈夫だろ……熱冷ましも飲んだし……」

「そう?というかさっき丹里が顔真っ赤にして降りてきたと思ったら飛び出て行ったんだけどなんかあったの?」

「あぁそれか…それは──」

俺は起きてからの事を何一つ包み隠さず伝えた……アイツを可愛いと思った事は流石に伝えなかったが……

「はぁ……またかぁ……」

「またとは何だよ、またとは。だいたい俺は嫌われてるんだし、しゃーないだろ?」

「……はぁ……」

「何故そこで溜息をつく」

「私は兄ちゃんの知らない事も知ってるからね~それ故の苦悩だよ…」

やれやれ、とポーズをとる天乃。結構ウザイな…

「さいですか……てか、なんで丹里は俺の横で寝てたんだ」

「あぁ、それは多分お見舞いに来たら兄ちゃんが寝てたから隣に寝たんだと思うよ」

…………はぁ?

それは流石に意味が分からない。嫌っていて普段から悪態を付いている奴が寝ていたから隣で寝る?

……………意味わからん。

「いやそれは流石に──「合ってると思うよ?てか合ってるわ、間違いなく。断言できる。」

「……………そう」

天乃は自分の考えを曲げないやつだからこれは何を言っても無駄そうだ………

「てか丹里カバン置いていっちまったから届けてくんね?」

「え~……うーん……」

何故そこで悩む……

「あ!そうだ!明日登校する時丹里にカバン持っていけばいいじゃん!」

えぇ………

「なんでだよ。俺は丹里と登校してねーし、そもそも宿題とかあったらどうすんだよ?」

「えーと………」

言い吃るとスマホを取りだした天乃。

何してるんだ?と思っていると──

「あ!ほら!丹里もオッケーだって!明日一緒に学校行きなよ!」

「え、いや……マジで言ってるの?」

「マジだよ!」

「えぇ……無理矢理とかじゃなくて?」

「無理矢理じゃないよ!ほら!」

と、天乃が眼前にスマホを持ってきた。

「マジかよ……俺行ったらぜってーどやされるじゃん」

「いやいや!そんな事ないよ!むしろ喜ばれるって!」

嫌いなやつと登校して喜ぶやつがどこに居るんだか……

「まぁ良いや。あと時間聞いてくれ」

「おっけ~返信来たら教えとくね~」

「おう」

──ガチャ、バン

「なぜ丹里は許可したのだろうか………」

──この疑問は明日とけることになる。

改行は頻繁にするべきなのでしょうか?それとも余りしなくてもよいのでしょうか?

読者さんの考えを教えてくれたら幸いです!

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