表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/29

13話 ギルド試験

 「ヒグルマ君、ついに、この日が、やってきた」


 今日は、待ちに待った、ギルド試験の日だ


 「教えて事のおさらいをしてみるか、まずは、光の手からだ」

 「はい」


 手に集中して、光の手をだした。

 訓練の成果もあって、もう確実に出せるようになった。


 「うむ、上出来だ、次は、壁の召喚だ」


 メモ帳から、(か)と(べ)の文字を掴む。


 「壁!」


 その言葉と同時に、マッチョ先生と同じ石造が、壁のように、仁王立ちをしながら、召喚された。


 「能力者なのに、文字召喚もできるようになるとは、上出来だ」


 光の手を出せるようになってから、マッチョ先生のパンツ授業を毎日のように、組み込まれ、それを回避するために、逃げようとする時には、マッチョ先生の壁が、捕まえようと、追いかけてくる。

 そんな日々を繰り返していたら、トラウマになったせいか、壁として、召喚できるようになってしまったのだ。

 もっと普通の壁を召喚できるようになりたかった。


 「この壁が、出せるようになった、君なら、魔物なんて、怖くないさ」


 こっちの壁のほうが、怖いです。


 「まあ、特別授業は、今日で、終わりとなる」

 「1か月、ありがとうございました。」

 「うむ、ギルド試験、がんばりたまえ」


 ギルドに向かうと、ギルド試験のは、こちら、という、案内看板が、出ていた。

 その試験受付をしている人を見て、驚いた。

 エリカさん、だったからだ。


 「おお、ヒグルマさん、こられましたか」

 「エリカさんが、試験官さん、なのですか?」

 「今回は、私が、当番なので、そうですね、身内だからと言って、試験内容を手を抜くようなことは、ないので、そのつもりで」


 エリカさんは、そう、にっこりと、言った。


 「それでは、試験の説明さしてもらいますね」

 「はい、お願いします」

 「まず、ダンジョンに入ります。 そして、地下3階にある、このギルドの紋章の入ったコインを1枚取ってくること、です」


 エリカさんは、手のひらサイズのコインを見せてくれた。


 「ギルドカードを持たない人が、いけるのは、ダンジョン地下3階まで、となります。 あと隠しダンジョンにもいかないでください」

 「隠しダンジョン?」

 「ダンジョンの中に、現れる謎の扉のことです。 文字などが、多く存在していて、お宝も多いですが、強い魔物が、いる場合も多く、危険ですので、行かないでください」


 なるほど、文字が多く拾えるが、危険も、でかいなら、避けるべきだな。


 「なにが、あるか、わからないところなので、ギルドランクが低い人には、入らないように言っているのです。 まあ滅多に、あらわれるもじゃないです」

 「わかりました」

 「なにか質問は、ありますか?」

 「いえ」

 「では、頑張ってきてください」




 ギルドの入り口に向かうと、見たことある、おかっぱがいた。


 「ひまわりタイツ、おまえも今日試験受けるのか?」

 「ああ、今から、ダンジョンに向かうところだ、おかっぱ君も、ギルド試験かね?」

 「当然だ、やっと冒険者になれる歳に、なれたのだからな」

 「まあ、お先にダンジョンに向かわせてもらうよ」

 「ふん、まあ、せいぜい、魔物に殺されないことだな」


 んっ!?

 なんか、もうスピードで、走ってくる人がいる。

 ルカと同じぐらいの少女だが、こっちに向かってきてるな。


 「ルカ君!」


 その銀髪の少女の声に、ルカは、足を止めた。


 「シロナどうした?」

 「その、これ」


 顔を赤くしながら、シロナと言われた少女は、お守りを渡す。


 「ふん、ギルド試験で、ダンジョンに行くぐらい、危険は、ないさ」

 「でも、ダンジョンの中で、ルカ君が、ケガをしたらと思うと……」

 「フン……まあ、もらえるのなら、受け取っておくよ、ありがとう」


 ルカは、そう言い、お守りを受け取る


 「うん、がんばって」


 おれは、その様子を近くで、見つめているわけだが、なんだ、この状況!?

 ギルド試験前に、なんで、小学生二人のいちゃいちゃを見せられないといけないんだ。

 くそう! なんで、おれだけ、こういうイベントが、ないんだ!

 おれもエリカさんから、お守りとか、もらいたかった。


 「ヒグルマ君!」


 こ、この声は……マッチョ先生!


 「よかった、渡し忘れたものが、あった」


 そう言い、マッチョ先生は、パンツの中から、メモ帳を取り出した。


 「これは!?」

 「メモ帳には、(か)と(べ)が30文字ずつ入っている、ピンチな時には、壁を召喚するのに、使ってくれ」


 おお、ありがたい。

 さてと、ポーチに、入れとくか。


 「ありがとうございます。 大事に使わせてもらいます」

 「そうそう、あと一つ渡すものが、あるのも、忘れるところだった」


 マッチョ先生は、パンツの中から、パンツを取り出した。


 「これは……!?」

 「お守りだ」


 そのまま、メモ帳だけ、渡して、忘れてくれたら、よかったのに……


 「パンツにしか、見えないのですが……」

 「まあ、私の履いてるパンツと同じデザインのお守りだ」


 おれの知ってるお守りと違う!


 「まあ、受け取りたまえ」

 「あっ、はい」


 くそう、いらん。

 どこかで、捨てるか。


 「では、試験がんばりたまえ、さらばだ」


 マッチョ先生、最後まで、強烈な人だったな……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ