メンバーが増えたよ!やったね影斗くん!
「ここ…どこだ?」
俺は雨宮影斗。真名は狂気の災厄だ。今、見知らぬ森の中にいる。
取り敢えず現状を把握しよう。虐めっ子に殴られた。倒れそうになった瞬間白い光に包まれた。目を覚ますと森にいた。
…ダメだ。全然現状の把握になってない。
「…ん?」
チラッと辺りを見渡すと、謎の生物がいた。厨二病とはいえ俺もゲーマーだ。これが何かは検討がつく。…魔物だ。狼の。
幸い、まだ気付かれてないらしい。もしかして、ここは異世界だったりするのか?そうだとすれば…ステータス・オープンとか言ったらステータス出てくるとかないだろうか。
試してみる価値はありそうだ。
「ステータス・オープン」
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雨宮影斗(17)
人間
Lv1
職業:
ステータス
HP:300/300
MP:1200/1200
STR:25
DEX:28
VIT:22
AGI:33
INT:110
MND:50
スキル
剣術Lv1
全属性魔法操作Lv1
魔法創造Lv1
破壊魔法Lv1
隠蔽Lv1
鑑定Lv1
収納Lv1
エクストラスキル
超成長Lv1
技術全喰Lv1
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「マジか…」
本当に出て来た。というか、Lv1にしては強くないか?
MPとINTの値が他と比べて異常に高いんだが…
ん?待てよ?INTが強いってことは…魔法使えんじゃね!?
あの狼の魔物をどうにかしないと埒が明かないし、俺の奥義でも使ってみるか。
「混沌に生まれし灼熱の炎よ。全てを焼き尽くせ。獄炎終焉!!」
「ギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
「一瞬で焼き尽くした…!?よっっしゃぁぁぁぁぁ!!ここでなら魔法が使える!」
めちゃくちゃ嬉しい。魔法が使えたのだ。それも、俺が考えた自作の魔法が。ああ、転移してきて良かった。てか厨二病で良かった。これから他のも試してみよう。
…それにしても、この燃えて焦げた魔物はどうしよう。うーん…きっと森を出れば街があるだろうから持ってくか。魔物がいるってことはギルドとかあるんだろうか。まあ、それは森を出てから考えるか。
そう言えば、さっきステータスに「スキル」っていうのがあった気がする。もう1回見てみるか。
「ステータス・オープン」
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雨宮影斗(17)
人間
Lv2
職業:
ステータス
HP:300/300
MP:1000/1200
STR:27
DEX:29
VIT:25
AGI:35
INT:115
MND:58
スキル
剣術Lv1
全属性魔法操作Lv1
魔法創造Lv1
破壊魔法Lv1
隠蔽Lv1
鑑定Lv1
収納Lv1
魅了Lv1
咆哮Lv1
エクストラスキル
超成長Lv1
技術全喰Lv1
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「お、レベル上がってる。えっと…スキルは、と。エクストラスキル?「超成長」と「技術全喰」か…どうやって詳細見るんだろう。」
タップしてみるか。
超成長
敵を倒した時の経験値が増量する。レベルが上がるほど経験値が増える。
技術全喰
攻撃を当てると同時にスキルを奪うことが出来る。エクストラスキルも奪うことが可能。
超成長はまだ分かるけどスキル奪うのはチートだろ…「咆哮」のスキルはおそらく技術全喰で奪ったスキルだろうな。
明らかにヤバいスキルな気がするし隠蔽かけておくか。
どうやら隠蔽をかけるとスキルのあとに(隠蔽)とつくらしい。
念の為MPとかもかけておいた方がいいかな。
よし。完璧だ。
全てのスキルを見て気付いたことがある。それは「魅了」というスキルだ。相手を惑わすスキルらしいが…成長させれば相手を仲間に出来るかもしれない。そうすれば、俺の願い「自らの組織を創ること」が達成出来る気がする。
燃えてきた。
もちろん組織の名前は決まっている。異世界に来てすぐに思いついたのだ。「魔術創造機関-紅染の牙-」
これが組織の名だ。魔術を創造し、魔術で悪を滅ぼす。
組織を創るなら、まずは人がいるところに行かないとな。収納魔法でさっきの魔物をしまって森を抜けるか。
ドォン………!!!!
歩いていると、爆音が聞こえた。
「西の方か。ここからそう遠くないな。誰かが襲われてるかもしれない。行ってみるか。」
案の定、冒険者と思われし男が魔物に襲われていた。それも、ドラゴンだ。
「あのサイズの魔物…勝てるか?」
「えぇと…まず冒険者を助けて、魔法を使うのはその後だな。素材とか高く売れるかもしれないしあんまり傷つけない殺り方でも狙ってみるか。風魔法なら悪くはならないだろ。最悪爆発させればいいし。」
そんなことを考えながら、俺はゆっくりと魔物に近付いていった。
「グォォォォォォォォ!!!!」
「ぐっ…これでもダメか…」
あの冒険者、押されてるっぽいな。
助けるしかないか。
「そこの冒険者!伏せろ!秘技・炎龍螺旋腿!」
「グァァァァァァァァ!!!!」
「ふぅ、倒したか。おい、冒険者。大丈夫か?」
「嘘…だろ…あの魔物を一撃で…」
「お、おい、大丈夫か?」
「…え?あ、あぁ。助かったよ。ありがとな。」
「いや、礼には及ばん。困っている奴がいたら助ける。当たり前のことだ。」
「そ、そうか。でも助けられたのは事実だからな。何かお礼をさせてくれ。俺はカイリ。お前は?」
「我の名は狂気の災厄。創造と破壊を統べる者だ。」
「狂気の災厄…カッコいい名だな。だが、何と呼べばいいんだ?」
マジかよ。カッコいいって言ってくれた。異世界すげー。何と呼べばいい…か。本名でいいんだよな。
「それは真名に過ぎない。普段は偽の名、影斗と名乗っている。エイトと呼んでくれ。」
「分かった。エイト、さっきの魔法は…」
「あぁ、あれは炎龍螺旋腿。炎を纏った竜巻を起こす魔法だ。」
「い、威力強すぎるだろ…」
「そうか?あれぐらい普通だと思うんだが。」
「いやおかしいからな!あんなん使えるの世の中に数人しかいねーぞ!」
「そ、そういうもんなのか。」
「エイト、強さが桁違いだぞ……ちなみに行き先はどこなんだ?金はあるのか?」
「行き先は…取り敢えず人がいるところにいきたいな。金は………」
金。その存在を忘れてた。そりゃあ必要だよな。でも俺日本円しか持ってないしな。実質無一文か。
「ないな。無一文だよ。」
「そうか。見た感じ職に就いてなさそうだが…ギルドに登録するなら金が必要だ。街に案内して、生活費を分けてやるよ。」
「それはさすがに迷惑じゃないか?」
「いや、エイトに助けられなかったら俺は多分死んでたからな。お前は命の恩人だ。遠慮するな。」
おぉ、優しいな。そうだ!紅染の牙に誘ってみるのもアリかもしれない。ドラゴンに倒されそうだったとはいえ助ける前の一撃は結構強そうだったしな。
「分かった。お言葉に甘えるよ。あと、1つ提案なんだが。」
「ん?何だ?」
「カイリ。お前を魔術創造機関-紅染の牙-に招待したい。魔術を創造し、魔術で悪を滅ぼす組織だ。まだメンバーはいないが、俺に協力してほしい。」
「…あぁ。俺で良ければ。俺はパーティーに入っていないし、適任だろう。エイトに協力するよ。」
よっしゃ!メンバー第1号だ!組織の目的とやる事を説明しないとな。目的もなく活動する訳にはいかないからな。
「ありがとう。この組織はこの世界の魔術の技術を高め、世界の闇を消し去ることを目的として創った。そこで、カイリには魔術の創造を手伝って欲しい。俺一人じゃアイデアがなかなか出て来ないからな。あと、闇を消し去るには闇を利用して協力しなければならなくなるかもしれない。それでも本当にいいのか?」
「あぁ、いいぜ。もう覚悟は出来ている。貢献出来るように頑張るよ。」
飲み込みが早いな。良い心構えだ。良きメンバーになってくれそうだ。
これからに期待しよう。
そうして新メンバーが決まり、俺達は街へと向かうのだった。
現段階でのステータスです。
雨宮影斗(17)
人間
Lv5
職業:
ステータス
HP:300/300
MP:850/1200(隠蔽)
STR:38
DEX:42
VIT:39
AGI:53
INT:132
MND:70
スキル
剣術Lv2 ←UP
全属性魔法操作Lv4(隠蔽) ←UP
魔法創造Lv5(隠蔽) ←UP
破壊魔法Lv2 ←UP
隠蔽Lv5 ←UP
鑑定 Lv1
収納Lv2 ←UP
魅了Lv1
咆哮Lv1
竜の息吹Lv1 ←New
飛翔Lv1 ←New
エクストラスキル
超成長Lv2 ←UP
技術全喰Lv2(隠蔽) ←UP
威圧Lv1(隠蔽) ←New
Newスキルはドラゴンから盗りました。
カイリ(20)
人間
Lv25
職業:冒険者
ステータス
HP:45/250
MP:120/120
STR:45
DEX:34
VIT:37
AGI:42
INT:29
MND:25
スキル
剣術Lv6
火魔法Lv2
風魔法Lv2
エクストラスキル
???
カイリのエクストラスキルはまだ明かしません。影斗のレベルが5まで上がってるのは超成長持った状態でドラゴンを倒したからです。カイリが弱い訳じゃないんです。影斗が強いんや…