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My world  作者: greed green/見鳥望
一章 日常
8/42

(7)

 リンフォン。

 非常に不可思議で不気味なその話は、悟にとっても印象深いオカルト話の1つだ。


 内容はこんな感じだ。


 あるカップルが偶然立ち寄った古いアンティークショップで、彼女がカゴの中から偶然ある物体を見つける。それは正二十面体のオブジェだった。


 店主にこれは何かと尋ねると、少し驚いた顔をしながら目の前に置かれたオブジェについて説明を始めた。

 このオブジェは一見するとただの正二十面体だが、実はこのオブジェの正体はパズルだという。このパズルは三種類の動物に変形するようで、付属の説明書には3つの動物の完成図が描かれていた。

 購入を決めた彼女は早速家に持って帰り、パズルとの格闘を始めた。

 パズルに没頭した彼女は次々に変形に成功する。

 

 しかしパズルを変形する毎に、彼女の周りの異変が増幅していった。

 誰もいないのに妙な気配がしたり、謎の着信が増え、出ると電話口からはざわざわと大勢の話声が聴こえたりと、おかしな事が立て続けに起こった。

それでも変形に挑み続けた彼女の周囲で怪異は続き、さすがに彼女の身を心配した彼氏は、とある有名な当たると噂の占い師を尋ねた。

すると占い師は彼女を見るや否や、「帰ってくれ」と言い放った。この失礼な態度に腹を立てた彼氏が占い師にしつこく問い質すと、


「その彼女が今手にして夢中になっているものは小さな地獄であり、地獄の門だ!

絶対にそれを完成させてはいけない!」


 と言い残し、さっさと部屋の奥に消えてしまった。

 この反応にさすがに恐怖を感じた彼女はパズルを手放す決意をした。すると今まで起きていた怪異は嘘のようにおさまった。

 

 そしてアナグラム好きな彼女はある事に気付く。

 リンフォンは英語綴りで、RINFONE。これを並び替えると。

 INFERNO。つまり、地獄。


 あれを最後まで完成させていたら、一体何が起きたのだろうか。


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