聖夜の大事件~家族の絆~
クリスマスイブまで・・・
後六日。
悠介「後少しで、サンタさん来るね」
松岡 悠介小学五年。
サンタさん大好きっ子。
佳奈子「来るよきっと」
松岡 佳奈子中学一年
いまだにサンタさんを信じる中学生。
母「私ね、悠介くらいの年のころかなぁ~。サンタさんに家の煙突壊されちゃった。そしたら次の年からサンタさん来なくなっちゃった。」
悠介「煙突から入るなんて・・・。やっぱりサンタさんいるよ‼」
佳奈子「そのサンタさん。太ってたんじゃない?」
母「そうかもね」
三人の笑い声が響いた。
父「ただいまぁ」
佳奈子「おかえりなさい」
父「なんだなんだ、嬉しそうに。」
悠介「お母さんが子供のころに、サンタさんが家の煙突壊したんだってぇ」
父「おもしろいなぁ」
佳奈子「お父さんはそんな面白い体験ないの?」
父「あぁ・・・。小学六年生のころに、サンタさんが手袋忘れていったよ。今も持ってるよ、ほら」
悠介「うわぁ」
佳奈子「サンタさんはとりに来た?」
父「それが、来てないんだよ。返してあげたいな・・・寒いだろうな」
こんなかんじで時はながれ。
クリスマスイブまで あと二日。
サンタさん「よし‼準備完了」
悪魔「このプレゼントおいらがもらっていくぜ」
サンタさん「うっ、うわぁぁっぁ」
悪魔「船に詰め込めぇ。早く」
サンタは、柱に 手、足首 縛られ身動きが出来ない。
そのころ悪魔は、プレゼントを配らせないように、世界中の子供達を泣かせようと期待していた。
サンタ「トナカイや、私は今動けない。誰でもいい。手紙を送ってくれ。助けてくれ と」
トナカイは、口を使い筆で「助けてくれ」と、一言書いて手紙を持って外へ出た。
クリスマスイブまで あと一日。
松岡家は、クリスマスイブを楽しみに待っていた。
その時。ドアをノックする音が聞こえたのだ。
佳奈子「はーい」
目の前にトナカイが手紙をもっていた。
ビックリして、声が出ない。
トナカイはそのまま、手紙だけを残してすーっと
消えてしまった。
佳奈子「みんな。さっき、トナカイが手紙持ってきた!」
悠介「ウソだろどうせ」
佳奈子「これ、見てよ」
「助けてくれ」と書いてある手紙を見た・・・。
佳奈子「きっと、サンタさんが住むところでとんでもないことがおきたんだよ」
父「そんな。バカな・・・」
悠介「僕たちになにができるんだよ」
そうして迎えたクリスマスイブの夜。
佳奈子「来るわよね・・・。」
悠介「あの手紙はきっと、いたずらだよ」
母「きてもらえたら。」
父「もう、寝なさい。」
そして、二人は眠りについたのだ・・・。
朝、佳奈子が一番に目が覚めた。
佳奈子「ぷ、プレゼントが無い・・・」
つづいて悠介も起きてきた。
悠介「ない。なーーい」
一階に下りてみると、お父さんとお母さんはびっくりする顔でテレビを見つめていた。
ニュースキャスター「たった今入った情報です。今世界中の子供たちが泣き叫んでおります。アメリカに中継がつながっております。加藤さん」
加藤さん「はい。今世界中でクリスマスプレゼントが配られていない状況です。幼い子供が悲しんでおります。」
ニュースキャスター「以上ニュースでした」
佳奈子「どっ、どういうこと・・・」
母「大変みたいねぇ・・・」
父「「助けてくれ」はきっと・・・」
悠介「助けに行かなきゃ。サンタさんは、助けを必要としているんだよ」
佳奈子「でも、どうやって・・・」
その時。かつかつとドアをつつく音。
家族で玄関のドアを開けてみると、トナカイがそりを引いて待っていた。
「おいで」と招いているようだ。
父「さぁ。行こう」
母「なんだか。楽しそうじゃない!」
悠介「サンタさん待っててね」
佳奈子「でわ、ここでみんなのサンタさんを助ける目的を・・・」
父「父さんは、サンタさんに手袋を返すため」
母「私は、煙突を壊したことを誤ってもらうわ」
悠介「僕は、サンタさんのいる世界を信じたい」
佳奈子「世界中の子供達の笑顔をとりもどすため」
4人「みんなはサンタのために。サンタは皆のために」
そりにのり、大空へ飛んで行った。
サンタさんが住んでいるところらしき場所についた。
お城みたいな大きな建物に、腰がぬけた。
ここで、世界中の子供達のプレゼントを用意してると思うと、
奇跡的というか、感動というか・・・。
4人は、トナカイの後をついて行き、サンタさんのところまで案内した。
サンタさん「よく来てくれました」
佳奈子「大丈夫ですか?」
父「今、縄をほどきます」
サンタさん「助かった・・。」
母「どうしたんですか?柱に縛られて・・」
サンタさん「わしが、プレゼントの準備が終わったときじゃった。悪魔が、世界中の子供達のプレゼントを持って行ってしまったのだ。そしていつのまにか、柱でしばられてこんな状況に・・・」
悠介「じゃ、プレゼントとり返そうよ」
サンタさん「ムリじゃ・・・。悪魔にはかなわん」
佳奈子「そんなことない。私たちが力を合わせたら悪魔なんてへっちゃら」
母「そうですよ。世界中の子供たちがあなたを待っているんですよ」
サンタさん「よし、行きましょう」
父「お母さん、佳奈子、悠介それとサンタさん」
5人「みんなはサンタのために。サンタは皆のために」
そして向かった悪魔の基地。
悪魔「ほぉ。人間どもが、プレゼントをとり返しに来るなんていい度胸だ。その度胸だけは認めてやる。だが、プレゼントはわたさん」
佳奈子「お願い。返してください」
悠介「僕も、世界中の子供達もプレゼントを待ってるんだよ」
サンタさん「子供達を待たせてはならない。さぁ。返すんだ」
悪魔「ほぉ・・・。返してほしいか。なら条件がある」
佳奈子「やれることなら何でもするわ」
悪魔「そこのチビたちの母親をいけにえにしたら、プレゼントは返してやろう」
佳奈子「そっ、そんな・・・」
父「卑怯だぞ」
悠介「お母さんは、わたさない」
悪魔「わたさなかったら。プレゼントは返さない」
サンタさん「それも・・・」
母「いけにえになるわ。私」
佳奈子「えっ?ダメよお母さん」
悠介「お母さんはダメ。僕が代わりに・・・」
母「いいのよ。私は自分の命より子供達のしあわせを一番に考えるわ。命なんかより、佳奈子と悠介が幸せになってくれたらそれでいいのよ。」
父「子供達はお母さんには一番いなくなって欲しくない存在なんだぞ。そんな簡単に自分すてんなよ」
母「いいの。もう思い残すことなんてないわ。アナタ、悠介、佳奈子。さよなら・・。元気にね。さぁ悪魔、これで成立したわ。プレゼントを返しなさい」
悪魔「あぁ。返してやろう。さらばだ」
佳奈子「お母さん・・。行かないでぇ・・・」
悠介「おかあさーーーん」
父「行くな。まてよ。おい・・・」
母「幸せになるんだよ・・・」
佳奈子「おかあさーん」
マリア「お待ちなさい」
悪魔「そっ、その声は」
サンタさん「マリアさまではないですか」
マリア「悪魔よ。卑怯なまねはおやめ。人間を解放しなさい・・・」
悪魔「マリア様の命令ならしかたない。ほら、よ」
佳奈子「やったぁ」
悠介「お母さん。大丈夫?」
3人は、お母さんに寄りそった。
マリア「幸せに。アーメン」
サンタさん「プレゼントもお母様も戻って来たことだ。いやぁ。このたびはありがとうございました。私は今からプレゼントを配らなくては・・」
佳奈子「ちょっと待って・・・。最後に一言ずつ言わせて」
母「サンタさん。私の家の煙突壊しましたね?」
サンタさん「いやぁ。申し訳ない。いつか直そうと思いましたが・・・」
母「もう、いいですよ何十年も前の話ですから」
父「サンタさん。手袋の忘れものです。」
サンタさん「ありがとうございます。探してましたよこの手袋」
父「今度は忘れないように」
悠介「サンタさんに会えて。もう満足です」
サンタさん「わしも、あんたさんに会えてうれしかったよ」
佳奈子「サンタさん。これからも、世界中の子供達のために頑張ってください」
サンタさん「あぁ。頑張るよ。プレゼントを配るついでに、家まで送りとどけます」
母「わざわざありがとうございます」
サンタさん「でわ、そりに乗ってください」
大空から見る町の景色は、いつもとちがった風景で、
イルミネーションがサンタさんを出迎え、私たちにおかえりなさいと言ってるようでした。
一日遅れのクリスマス。
とてもいい思い出になりました。
聖夜にあらわれるひげの長い、赤い服着た
サンタクロースとの楽しい時間でした。
これで私の発表を終わります。
先生「松岡さん。すごい物語ですね」
佳奈子「いやぁ。」
先生「皆さん。松岡さんに拍手をお願いします」
あなたは、サンタを信じますか?
文の最後にあったように、あなたは彼の存在を信じますか?
恥ずかしながら私は、信じています。彼の存在を・・・。