第一章 ひとしずく
「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」
「起きろう あさだよ 起きろう あさだよー」
ベートの横に一つアラームが鳴り止まない あたしはもう目覚めた
いつの頃だろう 誰を望んで 友達を作るなど 今はわがままようだと思う
こんな変わらない毎日を過ごした あたしはまるで何をうしなった
窓の向こう側から 雪の寒気が入ってた 動けないのあたしはリモートで暖気をつける
ただ一つ少なくとも楽しいのはこの時代は携帯がある ノートを書くのもできるし
あたしの名前は桜井 いのりです 17さい 幼い頃から弱い体を抱えて いつも病院で寝たきり
家庭にはただ母親一人でお世話になりました でも常に医療費のことで忙しくて働っている
僅かな些細なことでも思い出になる お母も諦めないだからね
ほんと自分が欲しいものは求めない 未来のために生きてる
何もかも知りたいけど このてのひらは何も掴めない
もしも願いが一つなら 必ず友達と一緒に笑たり 遊んたり 絆と思い出を作ること
いつもいつもこんなことを祈りたくて 結果生きがいようになる
こんな部屋で一人暮らし 辛くて寂しい ずっと最後の日を迎えているようだ
なんで あたしはそんな不幸なことを逢えるなきゃ
なんで あたしはこの世界の挾間しかいけないの
刃は心を刺さるほど痛くて眠れない 独り言ばかり
かさぶたから叫んでいるのはただだれも気付いていないの泣き声
いつも通り 介護士はあたしに注射をします 支持性療法を受け入れ
点滴の下で 何があたしに言いたいことがあるようだ
介「櫻井さん、ちょうとお話があるけと」
「実は 私は退職するつもりです」
「別に君のせいじゃなくて ただ私はもう60さいから 身体の調子も弱くなる」
「私はもう来ないと言ったけと もしも自分の調子は良くなら また来てはず」
「絶対に神社にお参りにします お大事になさってくださいと願うよ」
祈「そうか この日はやっと来たのか ちょうと悲しけどさ まあ いいか」
「こんな長い時間と傍にいてくれて 本当に感謝するよ 惜しいのはあたしは上げるものがない」
「この身は何もできない お礼に申し上げるのはもう無理」
「いつもお世話になりました ありがとうございます」
雨が降ってきた てるてる坊主はどこだろうか 明日は晴れるかな どうちもわからないけれと
いのりできるのはただいのり
「」は人物の対話 ないのが人物の心の声
もしも上記には違いところがあるなら どうぞ言ってください
ありがとうございます