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はっぴぃハーピー

 ネルは草むらから飛び出した!!


「おい! 待て!!」


「ギギャァ?!」


 おいい!!

 やっぱゴブリンに気づかれてしまったじゃないか!

 そんなネルはソマホを操作して再び爆発を起こす。


—キラ!


 閃光と共に全てが消し飛ぶ。

 キャッキャ喜ぶネル。

 その様子を眺めていると上空に違和感を覚える。


「ん? え? あれなに?」


 鳥らしき影が円をかいて飛んでいる。

 女性の体にワシの羽。


「まずい、あれハーピーじゃね」


 ここにハーピーなんて出る?

 けどネットで見たままの姿だ。

 

「ネル! 戻れ!!」


「え?」


 ハーピーだとしたらまずい。

 初心者ダンジョンで死傷者の大半がこいつらの仕業だ。

 美しい見た目とは裏腹に人を食うのだ。


「こっち来い!!」


 ダメだ、間に合わない!

 ハーピーはネルに向かってまっしぐらに急降下。


 慢心だ。

 山尾神社なら俺だけでいけると思ってしまった。

 今まで安全だったのはサキちゃんがいたからだった。


 ヤケクソでホカクビームをハーピーに向かって当ててみるが空中に四角い線など書けるはずもない。

 少しの時間稼ぎにもならねぇ。


 なす術がないままハーピーはネルの頭上間近まで迫っていた…!!





—ブクブクブク


 ネルのリュックから音がする。


—ギギャ!


 ネルのリュックに付いているキーホルダーゴブリンが音を立てて膨らみ出す。

 復活したのだ。


「ギギャアア!!!」


 途端、ゴブリン達が溢れかえる。

 それを見たハーピーはめっちゃ焦って急カーブで上空へ逃げた。


 …が、ゴブリン達の群れも負けない。

 ゴブリン達はすごいスピードで肩を組んで一本の柱になり、てっぺんのゴブリンがハーピーの足元を掴んだ。


「ギギャ〜」


 ハーピーは必死にもがいているがゴブリン達の重さに負けて落ちてくる。


 え、これネルが動かしてるの?


 地面に落下してもがくハーピーにトドメを刺そうとするネル。


「ちょっと待て!!」


 急いで駆けつけて、ハーピーを捕獲した。


 ふう! ひと段落。

 ネルは俺のソマホから出るビームを見て声を出して驚く。


「それだ!! そのビームが僕のゴブリンにあたってから動き出したんだよ!!」


「え、そんな機能あった? これ」


 さっきまでキーホルダーにされていたゴブリン達は大人しくこちらを見つめている。


 なんか可愛いな。


 彼らに再びビームを当ててみた。

 また小さく固まった。



 またまた〜!

 …初めて知った。

 こんな機能があったなんて…


「ちゃんと説明読みました?」


 読んでない。

 まだまだ未知の機械、ソマホ。

 俺は激しく興奮した…!


 整理しよう。


 捕獲した魔物は復元が可能なこと。

 捕獲した魔物は言うことを聞くこと。


 なんて魅力的なんだ…!

 俺、ひょっとして強いんじゃね?

 いや待てよ、これが本当なら日本に魔物を連れ出していることになる。

 違法輸入だ。

 これが外に漏れたらまずいな。


「んんっ、ネ、ネルくん?? このことはネルとお兄さんの秘密にしようね?」

〜ウインクを添えて〜


「大丈夫、僕友達いないし」


 ホッ! なら安心!


 受付にスライムとゴブリンの素材を換金してもらいゲーセンに戻る。


 このハーピー、ちょっとコンプラ的にアウトな姿してるけど男人気ヤバそうな見た目だ。


 こいつも目玉商品にしよーっと!

 

お読みいただきありがとうございます!

 まだまだ読みづらい文章だと思います。

もしよければ叱責コメントいただきたいです!

勉強させてください!

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