表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

エッセイ諸々

GDWのとあるRPGの想い出

作者: 山家

 少し思うところがあり、宇宙を舞台にした短編読み切りの連作のプロットを考えています。

 とは言え、その背景となる世界ですが、全くのオリジナルの世界等、私では中々、思いつきません。


 宇宙なので、それなりに背景世界を作らねばならないのですが。

 帝国対共和国の対立等、「スターウォーズ」や「銀英伝」等の名作があり、またか、となりそうです。

 とは言え、(地球)人類対異星人というのも、それこそ、ウェルズの「宇宙戦争」から始まり、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ等、数々の名作が揃っています。

 かと言って、複数の宇宙人と人類が共存して、一応は平和な宇宙世界を作っている、というのも、ありきたりの設定になりそうな気がしました。


 そうした中で、記憶の中から探っていった中で、私が思い出したのが、「2300AD」という名前のGDWのRPGです。

 1980年代の頃にテーブルトークRPGに触れられていた方なら、覚えておられる方がそれなりにおられるとは思いますが、21世紀になってからテーブルトークRPGに触れられた方は、見たことも聞いたこともない、というRPGだと思います。

(一部の方にとっては「トラベラー2300」と書いた方が分かりやすいかも)


 このRPG、24世紀が舞台で、人類は(恒星間)宇宙に進出しているのですが、実は地球には未だに統一政府等はできておらず、フランス、アメリカ、日本、イギリス、中国等々が独自に宇宙開発に乗り出し、植民惑星を、それぞれが独自に保有している世界です。

(地球)人類が、(恒星間)宇宙に乗り出している場合、地球には何らかの統一政府ができていることが多いので、私の記憶の中で、凄い世界設定だ、と印象に遺っていました。


 更に細かく書くと、この「2300AD」は、「トワイライト2000」という核戦争後のアフター・ホロコーストRPGの未来世界という設定だったようです。

 2010年代の現在からすれば、トンデモにも程がある設定と言われそうですが、1980年代では「北斗の拳」や「飛ぶ教室」等、それこそ日本の少年漫画でも珍しくない設定でした。


 そんなことから、人類が宇宙に乗り出しているにも関わらず、未だに地球は分裂したまま、という世界設定で、大プロットは出来たのですが。

 あらためて、GDWのRPGを振り返ってみたくなりました。


 友人とやった宇宙SFRPG(の古典といえる)「トラベラー」。

 更にその続編と言える「メガトラベラー」

(私には、「ハード・タイムズ」までしか追えず、そもそも「メガトラベラー」日本語版発売の頃には、そういった趣味の友人も散り散りになっていて、結果的にはですが、「メガトラベラー」でのRPGは、実プレーが私にはできなかったという思い出が)


 後、日本語版が出たホラーRPG「ダーク・コンスピラシー」

(これも、結果的には、私は実プレーできずじまい)

 他にも、スチームパンクRPG「スペース1889」

(これに至っては、雑誌の紹介記事を私は読んだのみ)


 本当に魅力的なRPGをGDWは出していたな、とあらためて想わされます。

 1980年代から1990年代にかけて、実際には色々と違うかもしれませんが、私の記憶の中では、ボードSLGからテーブルトークRPGと、魅力的な作品が揃っていた時代で、GDWはボードSLGでも、テーブルトークRPGでも、魅力的な作品を出している会社でした。

(私の当時の経済的な事情から、多くがゲーム店の店頭で眺めるだけに終わっており、また、英語版が多くて、仮に購入しても中身が余り理解できずじまいで、私にとって、隣の芝生は青く見える状態だったのが、本当の所かもしれません)


 本当にいい会社でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] GDWはトラベラー以外にもシミュレーションゲームの会社ってイメージがありますね。 いや、友人達と飽きるまで『インペリウム』(翻訳版)をやった口ですので(ジャンプドライブ無しのモニター艦を延々…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ