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その13 犬狛国宮殿・王女の部屋


 大きく口を開け、ものすごいスピードでケーキを食べているマイヌ。口元のクリームをぬぐいながら、フントを見る。

「ダイヤモンドツナが奪われそうになったというのですか?」

「はい」

「それはまずいですわね。猫側に渡ったら大変なことに…」

「承知しております」頭を下げるフント。

「本当に大変なことになるのですから」

「今まで以上に警戒を強めます」

 さらに深く頭を下げると、フントは部屋を出て行く。

「はあ…」

 マイヌのため息が部屋に響き渡った。


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