袋が猫に見える現象、包み紙が妖精に見える現象
夕暮れが迫る商店街を急いで帰宅する際、電柱の陰のあたりに小さく震える何かを見かける事はしばしばあります。何かとは、スーパーの袋です。形といい、いる(?)位置といい、それは猫のようです。同じパターンでキラキラした物が見えて妖精かもと追いかけ包み紙だった……というエピソードが園児時代によくありました。時を経まして小説を書くようになり、あの日の事を書いてみようと筆を執りました。『泥だんごを生産してたら妖精を見つけたので追いかけたら包み紙だったと思いきや、やっぱり妖精だった件』は長すぎるのでコンパクトにまとめました。『現象はファンタジー』です。