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monologue  作者: 結城 未明
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ねぇねぇ聞いて

学校に行きたくなくなったのは


いつのことだったか


ああ、そうだ


何にもない日曜日思った


「ああ、学校やだな」と


最初の頃はちゃんと学校に行って


友達とフツーに話していたけど


段々話すことも苦手になって


声も出なくなって


結局


何もやりたくなくなった



ねえねえ 聞いてほしい


別に許されるなんて思ってないから


僕だってこんな風になるなんて


思ってなかったんだ



席替え後の授業


あんまり話したことのない人の後ろで


家に帰って


お母さんは声を上げて言った。


「ちゃんと出来なきゃいけないよ。


あぁ、この人出来ないんだな、なんて思われないようにね。」って


分かってる。分かってるよ。


だから僕だってやってるよ


頑張って理解しようとしてる


でも少し解けない問題が出てきた。


焦ったよ、


やっぱり思ったよ「あゝ、もう嫌だな」って


自分が悪いのも分かってる


学校への足取り少し重くなったよ


学校に行きたくないって思ったら


勉強が少しだけ嫌になった


あんなに好きだった数学も英語も音楽も


全部放り出したくなったんだ




✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈





それから日が過ぎて私は高校生になった



ねえねえ、聞いて


私ね、この前あなたに救われたんだ



見つけて下さってありがとうございます。

初めまして、琳と申します。

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