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『カイ様』

 シェリルの通信が入った。

『魔王の軍勢が、マハラジャ・ナムールの石炭運搬者達を襲撃しました』

「死傷者は?」

『若干名です。

 ほとんどは手向かわずに逃げて行きました。

 ……ナムールがそう指示したんでしょうね』

「それに魔王側は石炭目的だし、必要以上に殺さなくてもいいからな。

 相変わらず、恐ろしくなるほど統制の取れた軍隊だ。

『それが魔王軍の強みです』

「うん。だが、あまりにもあっさり逃げると、魔王側は我が軍の攻撃の可能性に気づくかもな」

『はい』

「アクールは着いたか?」

『まだです』

「着いたら、すぐに討伐に向かわせてくれ」

『了解』

 その日の通信は、それで終了。


 次の日、アクールから通信が入った。

『カイ様、ナムール領に到着しました。

 現場に急行します』

「頼むぞ」

『はい!』

 ナムールに挨拶する間も惜しんで、討伐に向かう。

 その辺は、事前にシェリルから伝えて、了解してもらってる。

 挨拶などをすっ飛ばして現場に急行する事、

 領地内でドンパチする事。

 で、シェリルはバックアップに回る。


 現場は、丘を背に河沿いに林道が続く場所だった。

 木はあるもののが、比較的見晴らしの良い場所である。

 有人ゴーレムには都合が良い。

『行きます!』

 アムロっぽいセリフを言って、アクールが飛行機から降下。

 レビテーションを使って降下速度を軽減している。

『出ます!』

 もう一人の魔法使いの女の子も同じように降下。

 飛行機は空に待機。

 攻撃能力がないので。

 多分、司令船の中で月着陸船を見送った宇宙飛行士の気分だろう。

 アクールと女の子は、地上に降り立ってから、敵兵が居ると思われる場所まで歩いて行く。


 ガシャコン、ガシャコン。


 オモチャのロボっぽい音を立てて進んで行くと、小半時くらいで敵兵に遭遇した。

 ちなみに小半時は、30分ぐらいの時間。

 敵兵は、暗黒の尖兵ことゴブリンだった。

 ショートスピアやらシミターなんぞで武装している。

『直ちに追い払います!

 攻撃魔法用意!』

 アクールが威厳たっぷりに叫ぶと、

『はい!』

 部下の女の子も叫び返す。

『疾風!』

『火球!』

 ……この娘、火系の魔法使いだ。

 どちらも初級魔法に関わらず、ストーム級の、つまり嵐のような規模に増幅。


 ごおあっ!


 荒れ狂う風と炎。

 初回先制攻撃で、ゴブリン隊は、その三分の一を吹き飛ばされ、木や地面に激突。

 三分の一を焼き殺された。

 激突組は、そのほとんどが物理的ショックで動けなくなっていた。

 ……後遺症が残るレベルだな、あれ。

 一思いに死んだ方が幸運だったかも知れないね。

 とにかく、ゴブリン隊は、三分の一まで減少。

 激減である。

『突撃!』

 ゴブリン達が、雄たけびを上げながら、有人ゴーレムへ殺到した。

 が、しかし。


 どごぉっ!


 ゴーレムのデカイ拳がゴブリン達を薙ぎ払った。

 しかも、トゲ付き。

 薙ぎ払われたゴブリン達は、もんどり打って地面に叩きつけられ、そのまま動かなくなる。


 ぐえっ!


 残ったゴブリン全員がそういう顔をした。

 ……気持ちが折れてる。

 その後は、一方的な虐殺と化した。

 ゴブリンの中には、魔法に切り替えるやつもいたのだが、有人ゴーレムの増幅された魔力の前にはそんなものは無力だった。

『ダークアロー!』

 暗黒のエネルギーの矢が、有人ゴーレムに着弾した瞬間、


 ばしっ


 ダークアローの魔法は、はじけ飛んで消え去った。……キャンセルされたともいうな。

 魔力の壁と化した有人ゴーレムには、生半可な魔法は通用しない。

 魔法抵抗力が並じゃないのだ。

 ゴブリンたちは為す術もなく殺られ、生き残りが若干名だけ逃げ去った。


「うん、完全勝利。よくやったアクール」

『ありがと、カイ様…』

 アクールの、ちょっとはにかんだような声がした。


 そこからの流れは速かった。

 魔王軍の受けたショックはかなり深いものがあったようで、襲撃はぴたりと止んだ。

 突貫で製作を続けていた甲斐あって、飛行機はさらに二機が完成。

 とりあえずは、工房設備を設置した大型機をムスペルヘイムへ送る。

 この機には、技術者を乗せている。

 有人ゴーレムも何体か乗せているが、ミーミル水のトラップすら着けてない、最も始めに製作した機体たちだ。

 中には、部分的に作ったものを組み合わせただけの間に合わせ品もある。

 安い機体なんてこんなもんだ。

 それらを売り付けて、元がれりゃあいいんだ。

 いずれは、ナムール配下の技術者がコピーを作るだろうし、最新の機体は隠しとくに限る。

 ちなみにアクールらの乗る機体も第二段と言うか、最新機ではない。

 それと、操縦士が実戦で気づいた事を技術者に伝えるのも大切だ。

 データのフィードバックだな。

 技術者が乗船してるのは、そのためでもある。

 フィードバックされたデータを元に更なる改良を加えていく。

 実は、この体制こそが大事なのだ。


 で、大型機到着まではムスペルヘイムの生活環境改善に取り組もう。

 アクールもシェリルもいるし、ハルバート商隊が調べた情報を、使者を遣わさず彼女らに伝えてもらった。

 そして、彼女らがオレに伝えると。


 まず交易面。

 ナムール領の主たる物資は、石炭、宝石・金、ゴム。

「ゴムって天然ゴム?」

『天然?』

 アクールが首を傾げた。

 あ、そっか。

 人工のがない訳だから、わざわざ天然はつけないよな。

 区別する必要がないんだから。


 次に生活面。

 かかり易い病気は、熱病、狂い病、腐り病、らい病、浮腫、風邪。

 ……すげえ、風土病のオンパレードかよ。

 病原の特定、感染ルートの特定等々、やることは山ほどある。

 だが、細かい事は後で考えるとしよう。

 とりあえず大まかな順序としては、


 1.現地の物資を生かして金を生む構造づくり

 2.医療施設の設置


 ってとこかな。

 交易が始まれば、原材料を加工して製品にする工場が必要になる。

 すなわち産業が興る。

 産業が興れば、雇用もできるだろうし、それにより働き手の生活レベルもある程度までは上がるはず。


 医療設備が整ってくれば、病気による死亡率が下がり、働き手が増える。働き手が増えれば産業が成り立ってくる。

 産業が成り立ってくれば、雇用が増加し、働くことで給料をもらえる。

 給料が手に入れば、貧困が解消され、医療機関にもかかれるようになる。


 以上のようなサイクルが作れればよい。

 どちらも、まわり回って土地の人々が生きる力を得て行くことを考えての案だ。

 また、ミッドガルド及びアスガルドにとっても、必要な物資が、安定して長期に供給されるので、益がある。


 そして、頃合いを見て、コーヒーショップを展開すると。

 敵さんの力がついてきたところを見計らって、民衆が欲し始める享楽的なサービスを提供する。

 敵さんは、自分とこの物資を使って他国を儲けさせるという寸法だ。

 ○カ○ーラとかペ○シ○ーラとかマ○ド○ルドとか○ン○ッキーとか、オレの元いた世界でも例はいくらでも挙げれる。(笑)


 ******


 ヨツンヘイムからは、既に報告が届いている。

 ヨツンヘイムのチーズを運んでもらう手はずが整っており、売り先は公爵のサロンと。

 また、そろそろサロン以外に庶民向けの店舗を構えようかってとこだ。

 ロンドヒル公爵の落胆振りは、まだまだ深いが、事業に打ち込む力は戻ったみたい。

 仕事に打ち込んで忘れようとしてるのかも……。

 ま、とにかく!

 チーズが届き次第、ピザの開発に取り組もう。


 毛糸については、まずサンプルをもらう事にした。

 サンプルを使って、アスガルドの工房を探して製作を依頼しようかな。

 ……とか考えてたら、

「我が故郷アルヘイムはタぺストリーで有名だ」

 エリザベスが得意気に言った。

 空豆味噌の兵糧化の件で、集まっていたのだが、雑談から話が逸れて広がってきたようである。

 ……伝統工芸?

「絨毯とか服は?」

「いや、タぺストリーだけ」

「アルヘイムに絹糸を扱ってるとこはあります?」

「養蚕か、タぺストリーを作ってるのとは違う場所だが、食料として養蚕がさかんなところはあるな」

「じゃあ、製糸工場と紡績工場の出来上がりですね」

「なぬー!?」

 エリザベスは、オレの考えに驚いたらしい、仰天する。

 オレは構わず続けた。

「ニドヘグに指導してもらい、絹のドレスを作ります」

 ……チャイナドレスとか作りたいなぁ。(笑)

「ほう」

 エリザベスは、にわかに目を輝かせる。

「着放題ですよ、絹のドレス…」

「さあ、やるぞーっ!」

 途端に元気一杯になったよ。

「やるぞー!」

「やるー!」

『ソデのふくらんだドレス!!』

 主に女性陣だけ、元気百倍って感じですね。


 ******


 魔王軍がまた襲撃を開始した。

 兵の構成は前回と同じく、ゴブリン勢。

「とりあえず到着した有人ゴーレムを加えて迎え討ってくれ」

 オレが指輪を通じて伝えると、

『カイ様、今回は何だか胸騒ぎがします』

 シェリルが不安げに返信してくる。

『昔からのつてによれば、ヤツらは何かやらかしてくるみたいです』

 ……何かってなんだろ?

『詳しいところは分かりませんが、用心に越したことはありません』

「分かった」

 オレは、うなずく。

「だが、その何かが分からん事にはな。続けて情報収集してくれるか?」

『はい、カイ様』

 シェリルは、ぴしっと敬礼でもする口調で通信を終了。

 同じく今度は、アクールに通信。

「という事だ、十分に注意をしてくれ」

『アイサー、カイ様』

 アクールは言葉少なめにではあるが、うなずいた。

 今度は、有人ゴーレム5体とナムール勢の歩兵部隊を借りて討伐に向かう。

 前回も水先案内人はいたが、証人としては数が少ないので、部隊を投入してもらったのだ。

 なんでかとういと、ナムールは、まだ有人ゴーレムの購入を渋っていたりする。

 一度だけの交戦だけでは、決められないとかなんとか理由を付けて先延ばしにしようとしている。

 もっとオレらに働いてもらって楽しようというのと、もっと戦闘を経てから、有人ゴーレムの有用性を見極めても遅くはないって魂胆なんだろう。

 その辺は予想済みだし、こちらとしては実戦のデータが取れるので、望むところというか、実戦投入先があるのは逆にありがたかったりする。

 キャリアーを使って移動。

 前回とほぼ同じ場所へ到着。

 今回はもっと木が少なく開けた場所であった。

 ……なんでこんな場所に?

 罠っぽいな。

 しかし、ここはアクールを信じるしかない。

『ゴブリン隊と遭遇、直ちに交戦します』

 アクールが報告し、有人ゴーレム部隊を敵に向けて移動開始。

「オーケー、連中を蹴散らしてやれ!」

 オレは不安を吹き飛ばすかのように言った。

『了解』

 アクールは力強くうなずいて、

『攻撃魔法準用意!』

『『『『はい!』』』』

 隊員たちの声が返ってくる。

 全部、女性。

 ……う、うらやましい。


 ガスッ。


 教育的指導が入りました。

「あんた、今、そういう状況でしょ、違う?」

「はい、そうです」

 ……でも、教育的指導が入らないのがいいの、ボク…。(涙)


『疾風!』

『火球!』

『疾風!』

『火球!』

『ライトニング!』

 おや、一人だけ雷系の魔法使いちゃんが混じってるね。


 ライトニング萌え〜!


 ガスッ。

 ゲシッ。


 …ふふふ、効かないも〜んだ。


 とか言ってる間に、事態は悪い方向へ向かっていきそうだ。

 ゴブリン隊は、石炭運搬隊を蹴散らした状態で、こちらの部隊を迎え討つ気勢を見せている。

 ……前回、さんざんやられてるのに、何かあるな。

 敵さんは、何らかの手札を持ってるようだ。

 といってもナムール配下がいるし、退却は出来ない。

 ゴブリン隊は、距離のあるうちに魔法攻撃を敢行した。

 すべてのシャーマン・ゴブリンが暗黒の矢を放ってくる。

 ……効かないのは分かってるのに、なぜだろう?


 びゅーん。


 唸りを立てて飛んでくる暗黒の矢は、


 ばしゅっ


 有人ゴーレムに着弾すると、何かに阻まれたかのように、消し飛んでしまう。

 魔力の壁に守られた有人ゴーレム部隊には、生半可の魔法は効かない。

 だが、奴等の行動一つ一つが計画性を匂わせる。

 不安だ。

 だが、アクールに部隊を一任した以上は、上からごちゃごちゃいうのは御法度だ。


 だったらお前、やれ!


 って世界になるので。

 アクールが助けを求めない以上は、信じて待つ。

 ゴブリン・シャーマンたちは、ガンガン攻撃魔法を打ち込んでくる。

 ……この勢いだと、すぐに魔力切れになるな。

 つーか、言ってるそばからなったみたいだ。

 攻撃魔法が止んだ。

 有人ゴーレムの足はかなり遅いので、まだまだ距離がある。

 近接したらこちらの勝ちだ。

『攻撃魔法用意!』

 アクールが叫ぶ。

『撃て!』

 火球と疾風と稲妻が敵に打ち込まれた。


 爆音。


 ゴブリン隊は、ある者はふっ飛ばされ、ある者は焼かれ、ある者は感電した。

 大打撃を受け、散り散りに逃げ出す。

 しかし。


 しゅみみん。


 そこへ、往年のSFアニメよろしく、姿を現したのは、黒い材質の荷車のような物体……と黄色い肌の巨人たち。

 ……隠行の術!?

 ちょうど蓮の葉のような八角形の台座があり、そこに黒いローブ姿……恐らく魔族……が座っている。

 台座の正面、つまり敵を向いた側には、細長い棒のようなもの組んであり、そこから同じく細長い棒が、まるで砲身であるかのように伸びてる。

 なんつーか砲台か高射砲のようだ。

 全部で6台ある。

 台座の足元には車輪が付いていて、黄色い肌の巨人が大八車の如く引いて移動するらしい。

 直感だが、巨人はトロールのようだ。

『あれはっ……!』

 アクールが驚きを露にした。

『ダーク・ロータス!?』

 シェリルが割り込んでくる。

『完成していたとは!?』

 何だかそれっぽいセリフだ。

『アクール、防御を固め…』

 言い終わらないうちに、黒い砲台から、赤い光が飛び、一瞬のうちに着弾した。


 ごぱっ。


 有人ゴーレムの魔力の壁を突き破り、


 どごん!


 アクールの隣の機が、爆発炎上した。

 戦死者が出た。

 多分、少しでも魔力を削るために攻撃魔法をどんどん撃ちこんできたのではないか。

 撃沈した機体の両隣りにいた、アクール機ともう一機が、爆風のあおりを食らって転倒。

 留め具が壊れたらしい、ウッドゴーレムが地面に叩きつけられて、幾つものひび割れが走った。

『………!』

 アクールの声にならない怒り。

『みんな私の側に寄れ!』

 機体を起こしながら怒鳴る。

『エナ、レジストファイア!』

『はい、レジストファイア!』

『ワルダ、プロテクション!』

『皆を守りたまえ、プロテクション!』

 指示を飛ばし、自らは、

『マジックスクリーン!』

 魔法の防御膜を張った。


 どん!


 二撃目がマジックスクリーンを直撃。

『きゃあっ!!』

『うわっ!?』

 隊員たちが悲鳴を上げたが、マジックスクリーンは何とかもっていた。

 それにしても、増幅された魔力を突き破るとは、なんてヤツだ。

『イザベラ、マレーナ! サマンサ機の残骸から、長い棒状の木を持って来る!』

『はい!』

『アイサー!』

 ……なんだ、何をしようってんだ?

 その間にも敵の高出力魔法が降り注ぐ。

 さらに、散り散りになっていたゴブリン隊が再集結して、突撃を掛けてくる。

 野戦砲に守られた歩兵部隊みたいだ。

 ……まずい。

 ゴブリン達が接近してきたら、こちらは応戦しきれない。

 白兵戦をすれば、敵の砲撃で狙い撃ちだ。

 動かなければ、ゴブリンらにやられる。

『早く、私の機とエナ機に取り付けろ!』

 アクールは、マジックスクリーンを維持しながら怒鳴る。

『はい、隊長!』

『アイアイ!』

 イザベラとマレーナは、実戦の最中であるにもかかわらず、少しも慌てずに棒を取り付けにかかる。

 なんてマイペースな娘たちなんだ。

 ……いや、それはある意味喜ばしいことなんだけど。

『応急処置なんで、こんなんで』

 棒を紐で固定している。

 ゴーレムを乗せていた上半身の代わりに、敵と同じように砲台のような形にしていた。

 ……というか、往年の特撮モノのメーザーみたいな。

 歩く砲台という点では、敵より進んだ科学って感じだ。

『よし、反撃だ!』

『サマンサのかたき!!』

 アクールとエナが叫んで、呪文詠唱に入る。

『ファイアストーム!』

『エアブラストカッター!』

 上級魔法だ。

 砲台の部分から、増幅された上級攻撃魔法が撃ち出された。


 ごおおおおっ!


 二つの攻撃魔法は、眼前に迫ったゴブリン隊を殲滅しつつ、尚も勢いを失わずに敵砲台へ迫った。

 もちろん、トロールも範囲内だ。

 瞬く間に、2台が炎上、切り刻まれて撃滅。

 トロールも絶叫とともに消滅。

 ……どうやら、砲身の形にした方が魔力の増幅がでかいようだな。増幅器って。

 正面からの撃ち合いになったら、防御魔法を行使できる分、こちらの方が優勢だ。

 イザベラとマレーナが防御担当だ。

 敵も攻守分担すべく、近寄り始めたが、いかんせん移動速度が遅い。

 アクール隊は、混乱気味の敵を狙い撃ちにしてゆく。

 残り4台を殲滅するのに、5分と要らなかった。

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